内容説明
コーンウォールの湖畔荘で起きた赤ん坊消失事件。屋敷の現在の持ち主は、消えた赤ん坊の姉でロンドン在住の高名なミステリ作家、アリス・エダヴェインだった。当時、湖畔荘には三人の娘がいて、消えた赤ん坊はまだ乳飲み子で待望の男の子だったのだ。刑事セイディはなんとしてもこの事件の謎を解こうと、作家に連絡を取る。1910年代、30年代、2000年代、それぞれの時代の秘密を炙り出すモートンの見事な手法。複雑に絡み合う愛と悲しみがもたらすものは? そして、最後の最後で読者を驚かすのは、偶然か、必然か? モートン・ミステリの傑作。/解説=大矢博子
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
341
★★★★★ 流石の面白さ。特にエンディングのほっこり度は前作『秘密』を上回っていて、幸せな読書を希望する人には超おすすめ。 ただ、作中で何度も使われる「偶然」が過ぎる点については好みが分かれるかも。現在の母親失踪事件ももう少し深掘りして欲しかった。 しかし、重厚で中身の濃い物語なので好きなのは間違いない。特にクリスティを彷彿とさせる老作家となったアリスは偏屈さを含めて好きなキャラ。2023/12/21
goro@the_booby
52
物語はこれでいい、これがいい、こうでなくちゃ。3Dパズルのようなピースは最後にかちっとハマって鮮やかにカタルシスでございます。ケイト・モートン惚れたわ。その時はそれが一番だと思っても時が経つうちに他の方法があったのではないかと後悔ばかり。読んで良かった。久々に本好きで良かったと思える一冊でした。次は「忘れられた花園」読むわ。2026/02/15
りょうすけ
36
現在と過去を行ったり来たりするこの手法は『俺ではない炎上』を想起させる。違う点は、これだとわかるトリックがなかった所。最後のハッピーエンドは良かった。2023/05/01
マッピー
23
玉ねぎの皮をむくように、少しずつ明かされる真実から目を離すことができなかった。誰もが大切な家族を守りたかっただけなのだ。だからみんなが秘密を抱えることになり、事態は複雑を極めることになる。ゴシック・ロマンス風に始まった物語だったけど、大河小説並みの家族小説に落ち着きましたな。それにしても、あれがそう繫がりこうなりますか!の連続で、セイディとピーターの間にさえ、何かかかわりがあるのかと勘ぐってしまったよ。ほんの小さな違和ですら、あとから思い返せば「そういうことだったのか!」と膝を打つことになる。2024/06/13
スイ
20
ケイト・モートンは気になりつつ未読だったのだけど、新職場の同僚さんが薦めてくれて今が読みどき!と手に取った。 面白かった! 気になって気になって、上下巻一気読み。 人物描写がとてもしっかりしていて、そこここで感じた違和感の理由がわかった時に、ぐっとキャラクターに入り込んでいける。 ミスリードも上手い! 心地よく翻弄された。 構成がいいなぁ、情報の出し方も絶妙だった。 他の作品も読む!2025/01/09
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