創元推理文庫<br> 湖畔荘 上

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創元推理文庫
湖畔荘 上

  • ISBN:9784488202095

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内容説明

ロンドン警視庁の女性刑事セイディは、女児を置き去りにして母親が失踪したネグレクト事件について本部と意見が対立、問題を起こし、謹慎処分となった。ロンドンを離れ、コーンウォールの祖父の家で日々を過ごすうちに、打ち捨てられた屋敷を偶然発見、そして70年前にそこで赤ん坊が消える事件があり、その生死も不明のまま迷宮入りになっていることを知る。彼女は謎に満ちたこの赤ん坊消失事件を調べ始めた。ミッドサマー・パーティの夜、そこで何があったのか? 仕事上の失敗と自分自身の抱える問題と70年前の事件が交錯し、謎は深まる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りょうすけ

40
文章が淡々とし過ぎなんだよ。長いし、難しい…ここまでとはね、全然予想してなかったわ。海外ミステリーって、確かに登場人物の名前が覚えにくいけど、それだけじゃなくて、登場人物の数多いんだよ。文句ばっかりだけど(笑)まぁ、ラストの1行で驚愕の事実が浮上したのはわかった。あんまり気が進まないけど、下巻へ。2023/04/08

mahiro

28
コーンウォールと言う地名、森の中の捨て置かれた館…というのに惹かれて手に取った。事件で失態を犯し祖父の田舎で謹慎中の女性刑事が見つけた湖畔の館は70年前に男児が誘拐された未解決事件の舞台だった。過去と現在が交互に描かれ、ストーリーを追うにはちょっと煩わしい情景描写を掻き分けても先が気になる面白さがある。1933年頃の上流階級というとポアロに出てくる感じかなと想像しながら読んだ、さて下巻に行こうか。2022/06/15

マッピー

19
現代パートの主人公は、ネグレクト事件でのミスで有休消化という名の謹慎処分中の刑事、セイディ。彼女が見つけた廃屋で、70年前未解決の誘拐事件があったらしい。過去パートの主人公は、誘拐事件のときにその屋敷に住んでいた、作家志望の少女・アリス。彼女は現代パートでは有名なミステリ作家として名をはせています。最初、あまりの不穏な書き出しに、アリスが事件の被害者で、死んでしまうのではないかと心配でしたが、いけ好かない婆さま作家として長生きしていたことがわかり、安心して事件について考えることができました。 2024/05/30

みるく

16
夏季休暇中という事もあり、私用で読了するまで時間がかかった。 海外のミステリは翻訳者の力量が左右するが、とても読みやすかったので楽しめた。 どの海外ミステリにも共通な登場人物の名前に翻弄され、日が経つと誰だか分からなくなる。 1,930年代と現代が交互に書かれる手法なので、余計ややこしい。 ただ、心情が事細かに書かれているので映画を観ているような錯覚に陥る。 良いところで上巻が終わるのも見事だ。2023/08/19

sine_wave

15
湖畔荘に住む両親と子供ら三人。末っ子の長男が消えた。70年後、休養中の刑事セイディが偶然湖畔荘を発見する。事情を知っているかっての住人の生きている二人姉妹が鍵を握っているらしいが、下巻に!2022/01/30

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