角川文庫<br> 潮風キッチン

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角川文庫
潮風キッチン

  • 著者名:喜多嶋隆【著者】
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • KADOKAWA(2021/09発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041113158

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内容説明

突然小さなお店を経営することになった海果だが、奮闘むなしく店は閑古鳥。そんなある日、ちょっぴり生意気そうな女の子に出会う。「人生の戦力外通知」をされた人々の再生を、温かなまなざしで描く物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

machi☺︎︎゛

119
初読み作家さん。タイトルと装丁から大体の流れは読めた気がしていたけどそれを裏切らない内容で大満足。葉山の海辺にある地元の人に愛される料理店。そこの店主は18歳の海果。だけど海果の人生はまだ18年で波瀾万丈だった。そしてそんな海果の人生に急に現れた中学生の愛。そんな愛との暮らしを海辺のお店と有名な洋楽に合わせて綴られた温かな物語。2022/03/28

おしゃべりメガネ

85
喜多嶋先生の料理&人情ほっこりドラマシリーズの幕開けです。葉山の海辺にある小さな料理店『潮風キッチン』は地元ならではの新鮮な魚類や野菜を使って、細々ながら営業してます。そんなキッチンの主「海果(うみか)」はまだ18歳ながら、悪戦苦闘しつつも前向きに頑張っています。そんな彼女の人生はなかなか波乱万丈で、ワケあって行き場所のない中学生「愛」との共同生活がスタートします。そんな二人の出会いはお互いを少しずつ変えていき、とてもステキなドラマへと展開していきます。所々でホロリとさせてくれる涙溢れるステキな作品です。2024/06/14

bura

57
喜多嶋隆の定番、湘南•葉山を舞台にした物語。主人公は18歳の女の子、海果。母親が料理店を残して男と出て行き、しかも多額の借金までしていた。どん底の海果だったが中1の愛と出合い、仲間たちの助けを経て店を立て直していく。最近の喜多嶋作品のベッタリした古い恋愛物と異なり、フードロスをテーマに漁港の市場で捨てられる魚を活かし、不揃いな野菜を材料に店の料理を作りあげていく過程も小気味よい。「捨てられるために生まれて来たものなどいない」という主人公たちに重なる前向きなストーリーが良かった。久々に爽快な読後感でした。2021/11/09

tulip

43
消えた母親の借金を返すために18歳の海果は、ネグレクトされている中学生の愛と共に葉山の飲食店を切り盛りして行く。関わる人々との交流で二人の少女が逞しく成長するのが頼もしい。フードロス、家庭環境による子どもの貧困が描かれている。まだ続編があるので物語は途中。ふらりと立ち寄った書店で作者のコーナーが出来ており、湘南が舞台というので神奈川県民として気になり、サイン本を購入。次作もゆっくり読みます。2024/04/30

たるき( ´ ▽ ` )ノ

39
初めましての作家さん。なんとなく文体に違和感を持ってしまって入り込めず、ちょっと残念だった。マヒマヒバーガーがとても美味しそう!2023/06/12

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