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内容説明
テーマは恐怖症!鬼才二人の震撼ホラー!
ゴトウユキコ×原克玄、鬼才二人の震える新境地!
高所、隙間、匂い、集合体など、
人間の恐怖症(フォビア)をテーマにした、
超弩級の震撼ホラー!
読めばきっと、その恐怖に取り憑かれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
地下鉄パミュ
8
フォビアとは恐怖症と言う意味だが、恐怖症と言っても様々で、高所、閉所、隙間、匂いなどなど多岐にわたる。精神的に追い込まれる怖い物ばかりだが、実は1番怖いのは人間そのものと言う恐怖。そうこの漫画は人間の本質に巣食う闇を描いているのです。これは逃げ場がありません。それでも人間は恐怖に抗う事でしょう。逃れるか?逃れないか?は読者次第だと思いますが、もうこの恐怖からは逃れる事は出来ないだろう・・・2021/12/30
yom
7
フォビア(恐怖症)がピークに達する短編集。ともすれば実際に苦しんでいる人を馬鹿にしかねない題材だけど、社会の歪みにリンクさせているのが巧い。「隙間」内と外。「匂い」相手に釣り合う完璧な自分の追求。「高所」成り上がりと身の丈。「集合体」金髪や化粧が鱗粉をまとったように見えるのが秀逸。「閉所」孤独への恐怖。行き着くのが共感という皮肉。2022/08/31
オズ
6
集合体恐怖症などさまざまな恐怖症(フォビア)を持った人たちを主人公にしたホラー短編集でとにかく怖い!2021/10/03
笠
5
4 作者初読。隙間恐怖症、高所恐怖症、閉所恐怖症など、さまざまな恐怖症をテーマとしてイメージを膨らませたホラーのオムニバス。いわゆる霊的なホラーでもなければ、「人間が一番怖い」みたいな話ともちょっと違う、いわばホラーにおけるフェチズムみたいな感覚。あるいは、世にも奇妙な物語的な面白さというか。テーマがはっきりしていてどう膨らませてくるのかという楽しみがある。リアリティはあまりなくて、読み終わって冷静に考えると「そうはならんだろ」って感じなんだけど、読んでる間は不思議なドライブ感があってあまり気にならない。2021/12/19
ドント
3
さ、最悪~!! 様々なモノに「恐怖」を抱く人たちが恐怖を抱きすぎて人生をおしまいにしていくオムニバスホラー漫画。第一話の「隙間」から全部がフルスロットルで繰り出されていくので息つく暇もなく心に泥が塗られていく。自分としては見事なヒネりを効かせた「高所恐怖症」の回をベストとして選んでおきたい。高所恐怖症とは「高いところ」が怖いのではないのだ。2021/10/14