内容説明
今日も家で飲みたくなる、「酒」の深い話。
酒のすべてを知り尽くした居酒屋作家・太田和彦が、「家飲み」の流儀、酒の選び方、注ぎ方、酒の肴まで「究極の飲み方」を文庫書き下ろし。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶ
73
太田和彦さんと言えば、居酒屋探訪の達人で自分も多くの著書を読んでいるが、現在のコロナ禍で、居酒屋にも行けないのが発端か、書き下ろしで家飲みの本を出してくれた。日頃から居酒屋にはそんなに通える身でもなく、その極意を楽しませてもらった。家飲みにも徹底した作法があり、ビール、日本酒の作法が十分に著されていて、茶道ならぬ酒道が存在する事がよく分かった。その作法のあとには肴に関してのこだわりが書かれている。これを参考にすれば、晩酌の楽しみも変わって来るだろう。ただ、居酒屋に関しての記載も多いのはご愛敬か?2021/09/23
あつこんぐ
33
うちの亡父も小鍋に昆布を敷き、スーパーで買った安い豆腐を丸々一丁湯豆腐にして焼酎のあてにしていました。子供の頃、父がとても美味しそうに食べるので「ちょっと、ちょうだい」と1口貰うのですが淡白すぎて「どこが美味しいんだろう」と不思議に思っていました。中年になった今は湯豆腐の美味しさがわかってきました。普段はビールばかりで日本酒は全く飲みませんが、この本を読むと熱燗を飲んでみたくなりました。でも、熱燗初心者🔰なのでまずは居酒屋からですね。2021/11/18
Mark X Japan
11
とくしゅな状況下だから、著者の『家飲み大全』が誕生したのでしょう。ビールの注ぎ方や簡単なつまみの紹介などは、とても参考になりました。往年の名作映画や俳優・女優の脱線には、ついて行けませんでした。☆:4.02022/03/06
こう
6
居酒屋探訪家の太田和彦の家飲みをテーマにしたエッセイ。ここ最近は出ていくお金も増え、安く済む家飲みをする機会が多く、気になり読了。 せっかくの家飲みの気分を上げる為に酒だけでなく盆や酒器、肴、飲む環境など著者のこだわりが盛り沢山。真似したくなる物が多く、結局こだわり過ぎてお金使ってしまいそうだけど…まぁ仕方ない。2025/03/10
DEE
6
サラリーマンを辞めてから横の繋がりが殆どなくなり外飲みの機会はほぼゼロになった。 帰らなくていいし、すぐに寝られるし家飲みはいい。外でしか食べられない物もそれほど多くないしね。2022/04/15