内容説明
独身リーマン・陽史、女子大生・詩織、女子高生・彩乃。ひょんなことから始まった同居生活にも慣れ、3人はいつもと同じ日常を過ごしていた。いつまでもこの生活が続きますように――そんな思いとは裏腹に、とある出来事をきっかけ
に動き始めた3人の関係。さらに、弁護士で陽史の元彼女でもある千里が現れたことで、いよいよ同居生活は崩壊の危機に見舞われることになり……?
「好きな人に好きになってほしい。それは……イケナイことなの?」
「待ってくれた、話を聞いてくれた。そんな陽史さんが大好きだから」
サラリーマンとJD、JKが1DKから始めるホームラブコメディ、第2幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まっさん
24
★★ 発売から一年近く経ってようやく手を付けましたが、今のところ続刊のアナウンスもないので恐らく今作はここで打ち切りかなと思います。それを踏まえた上での感想だと、全体的にどうしても消化不良感を強く感じてしまう残念な読後感でした。 物語はしがないサラリーマンの男がひょんな事からJK、JDと同棲するお話。この手の作品は割と既出なイメージですが、一巻の段階ではかなり面白かったです。家出少女ヒロインと同じレベルのJDヒロインを用意し、彼ら二人は仲良く二人で主人公を恋い慕うという構図が新鮮で面白かったですし、→2022/10/08
しぇん
18
主人公は逮捕が頭によぎって大変そうですが、三人とも仲が良いのでさわやか?な三角関係ですね。仲の良さが進んでいるので、どのような結末を迎えるのか気になります2021/11/13
真白優樹
11
彩乃が初めてバイトしたり、三人で過ごす時間が当たり前となる中、陽史の元カノで弁護士の千里の登場が波乱を生む今巻。―――変わりゆく、思いも距離も、何もかも。 例えいつか何もかも変わっていくとしても。そう言わんばかりに終わりの予感が時々過る中、彩乃と詩織が思いを隠せなくなっていく今巻。二人の背景にも焦点を当てる事で、更に切なさと温かさが増す巻であり、前巻の面白さがまた一つ高まる巻である。変わらぬ想いは無し。果たして深まる日々の中で終わりが迫る中、三人の関係はどうなっていくのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/09/28
椎名
11
初めてのバイトに告白、元カノとの再会とJD、JKそれぞれの家庭の事情。ひとつずつ明かされる想いや背景と、同時にそれと同じだけ変化していく日々。しかし、いつしか全て日常に回収されるという話になんだか救われるような思いになった。いつしかそれが特別ではなくなっていくことはきっと良くも悪くもで、薄れて平らになってしまう寂しさがあるなら、きっと平坦なことに対する安心や気楽さもあるのだ。ラストの二人の台詞と挿絵にはやられた。2021/09/27
菊地
1
良い意味で距離感にムズムズする。2021/10/12