内容説明
テンソル解析はベクトル解析を拡張したものであり、数学の研究のみならず、物理学や材料力学、機械工学など、理学や工学の実際の場面の解析に広く用いられている。本書は理工系の広範な分野の学生や研究者、技術者を対象とし、主に連続体力学を例にとって、実際の問題への応用までを解説した、テンソル解析に関する入門書である。
目次
第1章 Mathematica入門(よく使う関数
方程式 ほか)
第2章 テンソルとは(指標と総和規約
座標変換(直交座標) ほか)
第3章 場の方程式(応力
ひずみ ほか)
第4章 無限材料中の介在物(楕円球介在物のEshelbyの解
多相の同心状介在物がある場合の応力場 ほか)
第5章 有限な媒質内の介在物(境界値問題の一般解法
定常状態の熱伝導方程式 ほか)