内容説明
NHK連続テレビ小説 スカーレット (下)
信楽初の女性陶芸家。喜美子は、負けない。大切な人たちを守りたいから――。
焼き物の里・信楽に生きる女性陶芸家の波乱万丈な物語。
八郎の妻となり、武志の母としての幸福を噛みしめながら、
陶芸の世界へと魅せられていく、川原喜美子。
やがて、誰も出来なかった自然釉を生かした作品を完成させる。
しかし、その先には、険しい道が待っていた――。
遂に完結! 陶芸家として、母として、情熱の炎の向こうに見えた愛の形。
「お母ちゃんが、武志のこと、どう思っているか知ってるやんな?」
「知ってる。好きや!」
「好きちゃうで。大好きや!」
喜美子をめぐる家族の絆、かけがえのない友情。ノベライズであの感動をもう一度!
★脚本家・水橋文美江による書下ろし、
<「スカーレット」こぼれ話いろいろ>も巻末に収録★
*本書は、NHK連続テレビ小説「スカーレット」第12週~最終週の放送台本をもとに小説化したものです。番組と内容・章題が異なることがあります。ご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
10
放送終了後はしばらく気持ち塞いでました。 ○○ロスって本当にあるんだと実感した作品です。 上下巻を常に手元に置いて時々読み返してます。2020/12/31
kimoiue
1
いいお母ちゃんだったなぁ。信楽に行ってみたくなった。焼締の器って良いよね。気に入ったの見つけて、大切に使いたい。そんなお話だった。2023/06/02
ihatov1001
0
信楽発、初の女陶芸家川原喜美子の物語下巻です。結婚から50歳前後までが描かれています。上巻が修行編だとするとこの下巻は飛躍編。非常にドラマチックでした。とくに、何度も失敗を重ね、独自の自然釉にたどり着く過程は読んでいて非常に力が入りました。2020/05/19