内容説明
NHK連続テレビ小説 スカーレット (上)
戦後まもなく、大阪から滋賀の信楽(しがらき)にやって来た川原喜美子。
頑張り屋の喜美子は、幼い頃から一家の働き手だった。一五歳になった喜美子は、
戦後の復興著しい大阪で就職をし、多くの人たちとの出会いよって成長してゆく。
そして、信楽に帰ったのち、男性ばかりの陶芸の世界に飛び込むのだった……。
自分のため、大切な人のため行動あるのみ!
モノを作り出す情熱と喜びを糧に、
失敗や挫折にめげず生きていく、働き者のヒロイン・喜美子。
そんな愛情深いヒロインをとりまく、家族や友人、個性豊かな人たち。
焼き物の里・信楽に生きる女性陶芸家の波乱万丈な物語。
*本書は、NHK連続テレビ小説「スカーレット」第1週~第11週の放送台本をもとに小説化したものです。
番組と内容・章題が異なることがあります。ご了承ください。
スカーレット
…緋色(ひいろ)のこと。伝統的に炎の色とされ、黄色味のある鮮やかな赤。
緋=火に通じ、陶芸作品に表れる理想の色のひとつである。
主人公の生業(なりわい)である陶芸では、窯をたく炎が勝負。
熱く燃えるような、情熱的な人生につながる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aki
9
ドラマ放送時、ハマりすぎて記念に購入。 本当に心に響いた作品です。 2020/12/31
uran
9
ネタバレになるから、何も書けないけど。これからのドラマが楽しみ。陶芸家への道は遠いみたい。2019/10/30
ihatov1001
1
信楽発、初の女陶芸家川原喜美子の物語上巻です。上巻では幼少期から20歳前後までが描かれております。家が貧乏ゆえに子供のころから苦労しっぱなしで。なかなか思い通りにいかない人生を送っている喜美子ですが、その時折で、持ち前の負けん気を発揮し困難を乗り越えてゆきます。また、時々見せる物事への感受性や柔軟性が、将来芸術家になるための片鱗のようで非常に頼もしいです。下巻も楽しみです。2020/03/09
kimoiue
0
こんな朝ドラやってたんだなぁ。再放送やってたらみてみよう。酒飲みオヤジ糞だな。2023/05/31