VECTOR BALL（3）

著者名：雷句誠【著】

BIRGDIN BOARD Corp.（2021/09発売）

• ISBN：9784063958379

内容説明

思念体をまとめるリーダー、棋学仔晃征と話し合いをした米炊おかかは、人間と思念体の共存を提案し、合意する。しかしそれを快く思わない思念体のオルガは、独自に人間界侵略に向けて動き出す。米炊は誘拐され、魑魅魍魎はついに魑魅君忍法十奥義を炸裂させる！思念体同士の創造を駆使したバトルと、想像を絶する「ブス傀儡」をその目に焼き付けろ！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[トラシショウ。]

「ここに来た僕達が僕達の未来を作るんだよ、早弓ちゃんやおかかさんと仲良く暮らす未来を！」－「思念体」の統括者「ロゥダー」と対面し、彼らのこちらへの「門」を開く事を手伝う条件として、彼らとの共存を約束させるおかか。これに苛立つセレクタークラスの十文字＝オルガ率いるチームの襲撃と、おかかに共感した三条、蒔苗姉弟らの迎撃戦の始まり。セレクター＝選ぶ者の絶望的な強さにおかかの策が敗れ、皆が倒れ、自らも朽ちかけ、それでも立ち上がり、オルガに啖呵を切り、おかかのリビルドの材料を絞り出す陽佑が熱い(以下コメ欄に余談)。

2016/12/17

[歩月るな]

ひとまず交渉成功。敵となる存在たちをどんどん味方に引き込んで行くボスの器というものを魅せ付けられる。大事な所でざんねんだけれど見方が増えたことで冷静に闘い抜いて行く強さがより顕著に。まず自分でも闘う事を前提にした設計と言う所に一つ上の覚悟というものを感じた。やっぱりボスの器ってことなんだろう。スピーディだけれどピンチに陥った瞬間の絶望感というものが凄まじいしそこからまだ立ち向かう熱量、思念体たちの想いの強さで胸が熱くなる。色々とひどいのにほんともう何でこんなに熱いんだろか。

2016/12/31

[緋莢]

米炊の前に現れた〝思念体”の統括者「ロゥダー」。この学校に思念体が現れる理由、そして、彼らが行っている事が明らかになる。ロゥダーは「思念体と人間との共存の方法を探す」という米炊の条件を快諾するが、それを気に入らないオルガが行動を起こして・・・

2017/01/05

[ケー]

いよいよ対十文字戦。バトルの描写はやっぱり雷句さんらしさ溢れる迫力。主人公の特徴もここにきて抜群に映えてきた。アメ・リカ先生はどう考えても『金色のガッシュ』のあの人だよな（笑）

2017/01/02

[十六夜（いざよい）]

米炊たちの前に現れた、“思念体”の統括者「ロゥダー」。彼の口から語られたのは、学校を取り巻く数々の謎の答え。そして米炊とロゥダーは一つの“約束”に辿り着く。しかし、その約束が新たな戦いの口火となり、魑魅魍魎までもが武器のイカを手に立ち上がる!! “絆”を結んで世界を救え!

2020/06/10