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内容説明
ふたごのこぐまルルとララは、はちみつが大好き。なのにこの森でははちみつが少ししかとれないので、二人のはちみつのビンにも少ししか残っていません。「わたしが、先に食べるからね」「だめ。わたしが先」と、ルルとララはビンの取り合いになり、そのうちビンは手からすべって家の外に転がっていってしまいました。あわてて追いかけると、そこにイノシシのおじいさんがたおれていました。ふたりは、けんかしていたことなどすっかり忘れて、はちみつを水に溶かしておじいさんに飲ませてあげました。はちみつ水を飲んですっかり元気になったおじいさんは、お礼に茶色の丸い玉をふたりにくれます。それは、花の種だったのです。玉はちょっとけっただけでころころと日なたのほうに転がり、やがて芽が出て花が咲きました。……簡潔でリズミカルな文と上品でかわいらしい絵の中に、ルルとララのやさしい気持ちがほのぼのと伝わってくる美しい絵本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーちゃん
22
残り少ない蜂蜜で、倒れているイノシシのおじいさんを助けたくまのルルとララ。そのおじいさんから不思議な種を貰います。ルルとララの優しい心が森に大きな恵みをもたらしました。とてもステキなお話。息子も気に入ったようで「もう一回読んで」になりました。2021/04/02
たまきら
19
そうなのよ~蜜源は大切なのよ。こんな魔法のようなお花があったらいいなあ…と思いつつ読みました。2018/03/12
いっちゃん
7
良いことをしたら、ご褒美が返ってきた。蜜蜂からはちみつが欲しいくまちゃんにはぴったりのプレゼントだった。花が咲く音きいてみたい。2018/03/29
遠い日
7
行き倒れになっていたイノシシのおじさんを助けたルルとララ。お礼にもらったものは、不思議な大きな花の種だった。花も少なく、水も不足がちの森のみんなを潤す、花の蜜。みんなで分け合うのが当然といった感じのこの森の動物たちのあり方がすばらしい。2015/01/01
絵具巻
4
文京区立根津図書館で借りました。2016/05/16
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