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内容説明
「スーパーマン」「ワンダーウーマン」そして「バットマン」など、数多くの世界的キャラクターを生み出してきた米DCコミックスとの共同プロジェクト第1弾は、希代のSFセンスを持つ『ULTRAMAN』のコンビが満を持して贈る日本発・完全オリジナルストーリー!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
40
マーベルよりDCに惹かれるのは、その闇の濃さ故。復讐から始まるバットマンの物語はそのままに、少しパラレルな世界は、やはり仄暗いゴッサムシティだ。ジャスティスリーグを否定したバットマンはどこに向かうのか。ジョーカーは本当に協力者なのか。1巻にして多数のヴィランたちも姿を現す展開に、早くも2巻が待ち遠しい。2021/09/08
トラシショウ。
18
「正義の意味は理解しているつもりだ。人々を守り──」「それはただの親切だ・・・いや、キミらの場合は献身か。いいか、正義の本質は・・・暴力だ・だからこの世界にはルールが有る。個々の正義を抑え込む為に法と言う抑制装置が」。犯罪と人智を越えたスーパーヴィランが住まう街ゴッサム。大富豪ブルース・ウェインは今夜もバットマンとして夜の街で悪と戦い続けていた。クラーク・ケント=スーパーマンとの価値観の対立、ヴィジランテにして私立探偵ジョーカーとの共闘の中、彼は人知れず巨大な「装置」の開発に乗り出す(以下コメ欄に余談)。2021/09/01
LUNE MER
15
アメコミの邦訳版ではなく、国内作家の手によるオリジナル作品。登場人物設定の妙味はある程度バットマンの世界観に対する知識がないとついて行けないかもしれないが、個人的にはかなり好き。
テロメア
4
和製アメコミヒーローとして最高の出来!2021/08/26
Schunag
2
このコンビを成立させるのは日本ならではという気もしましたが、本国に先例はあるのでしょうか。ある意味(バットマン的だとしばしば言われていた)ハーラン・コーベンのボライター・シリーズを思い出させもしました。思えば「正義の相対性」という主題の深掘りは、倫理観としての強い宗教/信仰を持たない日本の書き手にこそ向いているとも。「不殺」の問題もまたきわめて日本的(哲学的な意味合いよりむしろ安全保障と国家のイシューとして)であり、このあたりの主題を突きつめてゆくと独自の地平も拓けるかも。2022/09/04