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河出文庫
ミューズ/コーリング

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  • サイズ 文庫判/ページ数 259p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309412085
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

中1でスカウトされモデルの仕事を続けながら女優を目指す女子高生美緒。歯列矯正に通う彼女は、34歳の歯科医の手の“匂い”に魅かれ、恋に落ちる。粘膜的快楽に細胞までざわめく、野間文芸新人賞受賞の初期最高作「ミューズ」と、自傷を通して自分を確かめる彩乃と介護士の交流を描いた「コーリング」。代表作のベスト・カップリング。

著者等紹介

赤坂真理[アカサカマリ]
1964年東京都生まれ。2012年、少女の目で「戦後」を問う長篇『東京プリズン』で、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞を受賞。1997年『蝶の皮膚の下』(河出文庫)でデビュー以来、メカニカルさと有機性が絶妙に融合した感性で、人間の本質に迫り、常に注目を集めてきた。『ミューズ』で、野間文芸新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ちぇけら

14
舐めて。かきまわして。白いミューズの匂いのする手手手手手で。先生に触れられて、はじめてわれめができたみたいに、たくさん濡れた。縛って、荷物みたいに。先生にぜんぶ捧げる。私は先生のなかにいて、マニキュアはとても赤い。「セックスは、始まりでなく終わり」先生は、優しかった。終わりたくないのに離れない、体と体はつながったまま。先生は私と凹凸だけでつながろうとした。私は、ミューズ。美神。先生の娘の声が聞こえる。私はただ脚を開いてるだけ。バカね先生が見てるのはただの分裂した粘膜。私は雨に打たれて、濡れた。2019/01/17

skellig@topsy-turvy

12
冷たいのに、時に人の体温を感じる水流めいた語り口。個人的にはかなり好きな題材の短篇ばかりだったので要再読。歯と自己を結び合わせた話が目立つが、分断・刻印される自分、という解離イメージが全体にあるような。女性と介護士の、自傷を通じた不思議な繋がり「コーリング」、自分を持て余す「最大幅七ミリ」あたりが特に好き。2013/07/16

さの棒術

6
登場人物の感情は想像もできない。でも感触は伝わってくるし説得力がある。ほんの一瞬の、それこそ刹那に湧きあがってくる感触を、記憶の底から呼び覚まされる文章に驚く。心ではなく間違いなく体。体と言っても神経を伝って脳で知覚する感覚ではなく、細胞レベルで感知する感触だ。自分の細胞やDNAを意識させられるし、そこに宿る目に見えない、心でも感じられない深い意識。もしかしたらそれが魂なのかもしれない。或いは生命。それを言語化できるこの作家の才能には驚嘆する。2016/10/11

Yokosuke

1
目で追うだけで、心と体に痛くて苦しくて気持ちいい感触を味わえる。2016/06/07

abekobo

1
身体感覚。ボディアーティストを想起させる。2016/06/01

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