内容説明
中1でスカウトされモデルの仕事を続けながら女優を目指す女子高生美緒。歯列矯正に通う彼女は、34歳の歯科医の手の“匂い”に魅かれ、恋に落ちる。粘膜的快楽に細胞までざわめく、野間文芸新人賞受賞の初期最高作「ミューズ」と、自傷を通して自分を確かめる彩乃と介護士の交流を描いた「コーリング」。代表作のベスト・カップリング。
著者等紹介
赤坂真理[アカサカマリ]
1964年東京都生まれ。2012年、少女の目で「戦後」を問う長篇『東京プリズン』で、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞を受賞。1997年『蝶の皮膚の下』(河出文庫)でデビュー以来、メカニカルさと有機性が絶妙に融合した感性で、人間の本質に迫り、常に注目を集めてきた。『ミューズ』で、野間文芸新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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