内容説明
大学1年の美綾は、小犬の姿をした八百万の神(モノクロ)との共同生活にも慣れつつあった。夏休みに訪れた祖母の家で、氷川神社の娘・弓月と知り合い、夜の神社に誘われる。境内の暗闇に蛇神の姿を見た美綾は、弓月の友人・飛葉からなぜか監視されるようになる。モノクロがそばにいることによって生まれた超常の気配を、美綾から感じた飛葉は彼女こそ能力者だと勘違いしてしまったのだ。仲間になろうと付きまとう飛葉。そしてついに、モノクロが誘拐される事態に! 人と神様(犬)の境界を越えた超ファンタジーノベル!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
47
今回は美綾の力を暴こうとする人が…。前回と違って周囲の人間関係は温かかった。2021/04/21
花火まま
10
荻原規子さんの独特の世界観が満載といった第二巻。ここにも川森先生が登場してピンチを救ってくれる。飛葉の怪しさは増していくばかりだったが、もうこれで登場はないのか。ないほうがいいと思いつつ、これで終わり?感は……。さあ、三巻へ2024/02/09
赤とんぼ
9
神である犬を飼っている主人公が、何らかの能力者であると思われ狙われるようになる。神である犬(時々人間の映像)も、犬でありながらノートパソコンを使ったり本を読んだり映像を思い浮かべるとなかなかに楽しい。主人公の周りにも不穏な動きをするもの、味方となるものなどが出てきたけれど、今後どうなるのか楽しみ。2022/08/04
ひかり
8
文庫化する前に電子で既読だった。新作と勘違いして読んでしまったけれど後半まるで覚えてなかったので結果オーライ。終盤で急展開!ただしその辺裏表紙のあらすじにそこそこ書いてあったりして。昔読んだ時よりは自分の中で好感触。続きが読みたくなった。2021/11/26
そちゃ
7
氷川神社のあれこれが勉強になった。オロチの退治場所が斐伊川(ヒカワ)のほとりで、埼玉に移住してきた出雲人々が元は沼地の場所にヒカワに見立てて祀った、なるほど。アラハバキ→門客人に変わり…という話の中で蛇に似た銀のヴェールが空にキラキラ舞う、という何とも幻想的なシーンがステキだった。2022/01/02
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