角川文庫<br> エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード

個数:1
紙書籍版価格
¥770
  • 電子書籍
  • Reader

角川文庫
エチュード春一番 第一曲 小犬のプレリュード

  • ISBN:9784041090244

ファイル: /

内容説明

父親のイギリス転勤で家族が日本を離れるのと大学合格のタイミングが重なり、美綾は自宅に一人残ることを選ぶが、それでよかったのかどうかもやもやしていた。そんな春の日、家に一匹の小型犬(パピヨン)が迷い込んできた。毛並みがよく人なつっこい小犬に、近所で飼い主を探してみるが見つからない。仕方なく自宅で世話をしていると、突然「おぬし気にするな。わしは八百万の神だ」犬がしゃべった? 幻聴? 信じられない美綾に、小犬は自分は日本古来の神で人間になるために転生してきたと語る。 大学では小学校で一緒だった有吉智佳や澤谷光秋と再会するが、バイク事故で死んだかつての同級生の思い出話から幽霊絡みの不穏な事件が起きて……。「モノクロ」と名付けられた「神様」と女子大生の奇妙な共同生活が始まる! 荻原規子の「エチュード春一番」シリーズが再始動! 完結編まで見逃せない!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

坂城 弥生

51
不思議な話だった。幽霊話あり、しゃべるワンコあり…そして、八百万の神は特になんの力もないし。でもシリーズみたいなので、次も読んでみようと思ってる。2021/02/26

神太郎

28
元々は講談社タイガにて出ていたのがKADOKAWAから装いも新たに出ていたので気になり購入。タイガ版よりも雰囲気がつかめる表紙になってる。ただ、女子大学生が八百万の神であるパピヨンに出会いとあらすじは面白そうだけども話は変化が少なく八百万の神たるパピヨンも神通力みたいなものを使うわけでもないのでちょっとありゃー?って感じで読み終わった。まずまずの第一巻。2巻目以降はもう少し話が動くといいな。オカルトめいたものよりも怖いのは人かもしれない。大学時代は確かに人間関係で一度は悩むよね〜。2022/02/26

花火まま

9
神様系好きの私としてはなかなか面白い展開だった。荻原さんの作品の世界観にも久々に浸ることが出来ました。幽霊…。一番怖いのは人間の感情なのかもしれない。最初に出てきたモノトーンの彼、さいごにここで登場するとは…。2024/01/31

赤とんぼ

8
神が憑いた犬を飼う事になった主人公美綾。しゃべる犬、神の話すことが興味深い。神視点からの幽霊談義など、「そう捉えるのか!」と思うことなど多い。設定のわりに淡々と1巻が過ぎてしまったが、次巻からもう少し動きがあるのだろうか?とのことで次へ。2022/08/04

ryuetto

5
パピヨンがかわいい。飼ったことないけど、この犬、いいな。と思った。モノクロという名前もいい。2023/11/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/16655262
  • ご注意事項