るなしい(1)

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るなしい(1)

  • 著者名:意志強ナツ子【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2021/08発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065241868

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内容説明

【無料試し読み閲覧期間2024/4/15~2024/4/28】
火神の子として生きる高校生、るな。
かつて火神の子であり、鍼灸院を経営する祖母、「おばば」と一緒に暮らしている。
鍼灸院では火神の子であるるなの血が入ったモグサを使い、「自己実現」を売っている。いわゆる信者ビジネスである。
るなは「宗教の人」としてクラスでいじめられるが、唯一の理解者であるスバルとは良い友人関係を築いている。

ある日、るながいじめられているところをクラスの人気者、ケンショーが助けてくれる。
その出来事をきっかけにふたりは距離を縮め、るなはケンショーに恋をしてしまう。

だが、神の子であるるなに恋は許されない。

るなは、ケンショーを「ビジネス」に取り込むことを決意する。


『アマゾネス・キス』『魔術師A』の奇才、意志強ナツ子、待望の最新作!
何も考えず、とにかく読んでみてください。
読めば必ず、気付かぬうちにるなの魅力に取り込まれていることでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

one_shot

22
神の子として生まれた郷田るなの伝記である、という書き出しで、冒頭の数ページは彼女が刑務所に入っている描写。短〜中編でしかできないシンプルで挑戦的な構成だ。暮れのTVな番組でも紹介されていたと思う。「火神」を信仰する鍼灸院の子供るなは高校でいじめられているが、しかし自分が神の子であるという自負からか、何も恐れていない。そんな彼女が初めての恋をする…。秋頃のNHKドラマ「神の子はつぶやく」のような物語を予想していたが、全然違った、いい意味で。緩く柔らかな絵のタッチが逆に彼女のデリュージョンを視覚化している。2024/01/01

akihiko810/アカウント移行中

17
神の子として生まれ、鍼灸で信者ビジネスをしている少女るなの自伝。 「信者ビジネス」をグロテスクに描く意思強先生の新作。これはすごい。友人との読書会で教えてもらったのだが、「面白い」だけでなく「これはすごい」作品である。たしか漫画賞受賞とかしてないはずなのでノーマークだったが、こんな強度を持つ作品が存在するとは。多分今年度のナンバーワン漫画候補だろう。意思強先生は占いとかスピ系のえぐい作品を描く人だと認識してたが、とんでもない天才であった。この作品がバズってない世界線はおかしい。2022/06/04

赤猫

7
めっちゃ面白かった…。似た系統の漫画で「よいこの黙示録」を思い出した。宗教とビジネスって確かに切っても切り離せないものがある。まだまだ空っぽの学生だからこそ、簡単にコントロールされてしまう恐ろしさもある。ケンショー君がこの先ろくな目に合わなさそうな雰囲気がプンプンしてきて続きがめちゃくちゃ楽しみ。全体的にどういう情緒なのかわかんない表情のキャラが多くて好き。火神が一体何なのか説明しないのも怖くて好き。スバルとおばばの言う「住む世界が違う」ってやつも、色んな意味に捉えられそう…2021/12/05

内島菫

7
るなの信者ビジネス生活、楽しそうと思ってしまう。確信犯の秘かな愉悦。そして確信犯にも制御できないもの。2021/11/27

プロムナード

6
画の力が強くて読まされます。冒頭のシーンのおかげもあり不穏さに期待感がつのる一巻でした。信仰って、信じる方も信じさせる方も、本気と方便を切り分けられないところがあって、そこにドラマが生まれる余地があるよなあと。2022/10/01

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