シリーズ 新・心の哲学I 認知篇

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シリーズ 新・心の哲学I 認知篇

  • 著者名:信原幸弘/太田紘史
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 勁草書房(2021/08発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784326199211

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内容説明

われわれの思考はどのように成り立っているのか。思考と概念、思考と言語の関係は? 人間の思考はいかなる意味で合理的なのか。

目次

序論  思考の認知哲学[太田紘史]
 1 思考の構造
 2 思考と合理性
 3 思考についての思考

I 認知の本性

第1章  概念の構造とカテゴリー化[三木那由他]
 1 はじめに
 2 カテゴリー化の心理学
 3 概念原子論
 4 諸理論の統合
 5 情報原子論と二重説の批判的検討
 6 おわりに

第2章  思考について考えるときに言語の語ること──言語学と認知神経科学の観点から[飯島和樹]
 1 はじめに
 2 言語が世界を色づけるのか?
 3 知覚的な数、言語的な数
 4 文と思考を組み立てる
 5 おわりに

第3章  思考の認知科学と合理性[太田紘史・小口峰樹]
 1 人間の思考は合理的か
 2 ヒューリスティクスとバイアス
 3 言語との類比からの議論
 4 生態学的合理性と「ツールボックス」
 5 二重プロセス理論から三部分構造モデルへ
 6 結 語

II メタ認知の本性

第4章  自己知と自己認知 金杉武司
 1 はじめに
 2 直接性と確実性
 3 面識説
 4 内的知覚説
 5 自己知と現象的意識
 6 自己解釈説
 7 合理性説
 8 自己知の説明から心と自己の理解へ

第5章  他者理解──共感とミラーニューロン[信原幸弘]
 1 他者の心を理解するとはどのようなことか
 2 他者の心はどのようにして理解されるのか
 3 心の身体性
 4 ミラーニューロンと暗黙的シミュレーション
 5 むすび

読書案内
あとがき[信原幸弘]

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

V

1
つまらない。心についての哲学、論考を探していたので、タイトルを見たときはこれだ、と思ったがまるでおもしろくない。数人による共著だが、2人目でやめてしまった。もしかしたら3人目以降はめちゃくちゃおもしろいかもしれない。だが、それも運命だ。2017/08/03

tociss

0
思考の認知哲学の入門書。いくつか面白かったトピックをあげると、2章の側性化ウォーフ効果(右視野において言語から認知への影響が強い)や、数に選択的な活動を示す頭頂皮質が、トポグラフィックな構成を持つこと、3章のウェイソン選択課題における確証・照合バイアスと青タクシー問題における基準率無視、スタノヴィッチの三部分構造モデル、5章のミラーニューロンによる暗黙的シミュレーションなどがある。2016/10/01

☆☆☆☆☆☆☆

0
哲学と認知科学の最先端をめぐるシリーズの第二弾。認知がテーマの本書は若手によるレビュー論文中心で、微妙に部外者の自分には良い勉強と刺激になりました。2015/09/17

コガ

0
めちゃくちゃ付箋貼ってあるけどほぼ忘れてる、ぼちぼち再読2023/01/24

あがにゃん

0
内容は個人的には難しかったが、とても興味深い内容だった。プロトタイプ説、概念原子論、三部分構造モデル、内的知覚説など、様々な理論や説が出てきて複雑だった。が、自己認知、心の理論、言語と心の関係、他者理解、概念などの話を脳科学や心理学、哲学の複数の分野から切り込んで話が進んでいくのがとても面白かった。2021/01/11

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