新潮新書<br> 決定版 大東亜戦争(下)(新潮新書)

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新潮新書
決定版 大東亜戦争(下)(新潮新書)

  • ISBN:9784106109140

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内容説明

日増しに敗色が濃くなる中での戦争指導。軍事的な敗北が明白なのに、なぜ終戦の決断は遅れたのか。日本に対峙するアメリカや中国、そして終戦間際に日本を攻めたソ連の戦略は? 下巻では、日本の敗戦で戦争が終結するまでの各アクターたちの動向、戦後の講和体制の形成過程、平成における天皇皇后両陛下による「慰霊の旅」の意味、国家を破綻へと導いた戦争から引き出せる「歴史の教訓」までを詳述。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

65
11章まではかなり面白かった。新書の制約の中、日本、アメリカ、中国といった当事者の戦争指導体制や戦争終結への動き、特に蔣介石とスターリンの駆け引きが興味深かった。最後の3章はなくても良かったかもしれない。前天皇の慰霊行については評価が難しい。「大東亜戦争」の呼称については様々な論を整理してあり知識として得られたものはあるが、結論が拍子抜け。言葉にイデオロギー性があるのははっきりしているのに、その議論を最後に投げ捨てるのはどうなのかなぁ。終章はとても「政治的」な文章で、語り口を含め妙なアジ文を読んだ気分。2021/08/30

壱萬弐仟縁

62
戦争目的が、「自存自衛」「大東亜共栄圏の建設」から、「国体護持」と「皇土保衛」に限定されたことは重要な意味を有していた(77頁)。昭和天皇は、45年8月14日の第2回目の「聖断」で、これ以上苦悩を万民に嘗めさせのは忍び難いとしている(81頁)。6月22日天皇の発意で最高戦争指導会議構成員会議で、天皇は「一撃講和論」を放棄し、早期和平に転換していた。が、陸軍は本土決戦に固執(93頁)。悔やまれるところだ。中国の宋子文のことはしっておきたい(136頁)。15年戦争は鶴見俊輔さんが初めて使った(241頁)。2022/11/12

筑紫の國造

12
上巻に続いて読了。本書では、特に各国の戦争指導体制や賠償、戦争の呼称問題などが論題となる。個人的には、特に英米の戦争指導体制の記述が参考になった。衰えたりとはいえ老練な大国・イギリスの戦争指導体制はさすがと思わせられるものがあった。また、上皇、上皇后両陛下の「慰霊の旅」に触れた章は、感動的なものすらあり、日本の戦後史の忘れてはいけない一面だろう。「先の大戦」呼称問題はまさしくこの書籍のテーマにバッチリ沿ったものであり、「大東亜戦争」という呼び方の正当な所以をきちんと提示している。2022/09/19

masabi

12
【概要】大東亜戦争に様々な切り口で迫る論考集。下巻。【感想】ローズヴェルト、チャーチルが強力な指導力を以て政軍の統合を果たし、三軍間の対立を政治が調停したのに対し、日本では政軍の統合も軍内部の調停も果たされなかった。民主国家が独裁を許容し、多元的権威国家が独裁を許容しなかったという結論が興味深かった。天皇を崇拝していた東條英機だったからこそ、天皇を超える権威になることを忌避したのだろうか。戦争の呼称を巡る問題はどの視点に立つかで自ずとイデオロギー性を帯びる。東アジアを強調するなら大東亜戦争になるのか。2021/09/26

筑紫の國造

7
上巻に続いて読了。本書では、特に各国の戦争指導体制や賠償、戦争の呼称問題などが論題となる。個人的には、特に英米の戦争指導体制の記述が参考になった。衰えたりとはいえ老練な大国・イギリスの戦争指導体制はさすがと思わせられるものがあった。また、上皇、上皇后両陛下の「慰霊の旅」に触れた章は、感動的なものすらあり、日本の戦後史の忘れてはいけない一面だろう。「先の大戦」呼称問題はまさしくこの書籍のテーマにバッチリ沿ったものであり、「大東亜戦争」という呼び方の正当な所以をきちんと提示している。2022/09/19

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