岩波少年文庫 ロビン・フッドのゆかいな冒険１

著者名：ハワード・パイル/村山知義/村山亜土

岩波書店（2021/07発売）

• ISBN：9784001145571
• NDC分類：K933

内容説明

伝説の英雄ロビン・フッドは，シャーウッドの森に住むイギリス一の弓の名手．悪政に反抗し，しいたげられた人びとのために戦ったロビンと彼の仲間たちの冒険を生き生きと描く．（解説＝神宮輝夫）

目次

プロローグ┴ロビン・フッドと王様の森役人とのあらそい　どうしてロビンが「楽しき人々」の隊長になったか　小人のジョーンと出あったこと┴第一編┴１　ノッチンガムの郡長、使者をリンカーンにおくる　鋳掛屋とロビン・フッドが出あったこと┴２　ノッチンガムの郡長、ロンドンにのぼり、ヘンリー王にしかられる　郡長、弓の大試合を開く　まっ赤な服の男が黄金の矢をとる┴３　ウィル・スタトレイ、変装して郡長のようすをさぐりに行く　スタトレイ、ほりょになる　ダヴィッド、年とった巡礼にあう　ロビン、スタトレイを助け出す┴第二編┴１　ロビン・フッド、肉屋になる　肉屋たち、郡長をまねいて飯を食う　郡長、シャーウッドの森に行き、大金をはらう┴２　小人のジョーン、ノッチンガムの大定期市に行く　リンカーンのエリックとの棒試合　小人のジョーン、郡長の家来になる┴３　小人のジョーン、ブクブクふとる　まかないの親方とのけんか　料理番との大げんか　料理番、「楽しき人々」に仲間入りする　ロビン・フッド、郡長に銀の皿をかえす┴第三編┴１　小人のジョーン、任務を忘れて「青猪亭」で楽しむ　革匠アーサー・ア・ブランドと出あったこと　ロビン、負けたジョーンをからかう┴２　ロビンたち、赤い服の男に出あう　ロビン、たたかって負ける　甥、身の上をおじに物語る　赤服のウィルの仲間入り┴３　道ばたでの楽しいごちそう　粉屋の息子と出あったこと　一寸法師、仲間にはいる┴第四編┴１　泣いている若者と出あったこと　アラン・ア・デールの身の上ばなし　アラン・ア・デール、仲間にはいる┴２　ロビン・フッドと泉寺のぶっきら坊主が出あったこと　「楽しき人々」と猛犬が出あったこと　タック坊主、森に向かう┴３　ロビン、奇妙な身なりをする　ヒヤフォードの僧正と出あったこと　アラン・ア・デールとエレンとの結婚式┴訳者あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[たつや]

有名だけど内容を知らない作品のひとつでしたが、超人的に弓が上手く強いロビン・フッドの物語は、少年ジャンプ的なノリだな！と、いい意味で思った。貧乏人や弱者の見方で、悪いやつらを懲らしめる。胸のすくようなワクワク出来るストーリーで純粋に面白かった。

2017/03/31

[シルク]

思いがけず面白かったー。昔アメリカドラマで「ウィッシュボーン」て、文学好きの犬のお話があった。ウィッシュボーン(※犬)が、色々妄想して、その妄想の中でシンドバッドになったり、ロビン・フッドになったりするのだ。このドラマで知って、読んで、そのお話にはまり込んだ作品が、いくつかある。筆頭は『高慢と偏見』。んでロビン・フッドは、ドラマでは犬がロビンで負傷してて、美しいロマの娘レベッカが窓際で敵の急襲にそなえる。。てな場面があって、いつか読もうと思ってた。その「いつか」が今。ドラマを観てから実に四半世紀経ってた。

2022/03/14

[千尋]

イギリスのシャーウッドの森に棲むロビン・フッドは弓の名手＊ロビン・フッドは小人のジョーンや僧侶のタックなど愉快な仲間たちと共に悪政に苦しむ人々を助けるために郡長や貴族を一泡吹かせます＊＊個人的にロビン・フッドの甥である赤服のウィルが気に入っています（＾－＾）＊＊赤服のウィルが薔薇の花を持って気取っているシーンがとても印象に残りました＊＊

2011/10/31

[はる]

図書館本。【勝手にせっせと岩波少年文庫を読む年】水滸伝に好漢が集まっていくように、シャーウッドの森に野武士が集まっていくのか。リンゴの的、リンゴの的…とつぶやきながら読んでいたら、「それは、ウィリアムテルだろ」って家の人の一言！あれ、ごっちゃになっているのか!?次巻に続く。

2017/12/16

[サラサラココ]

おたずね者の話。こどももなかなか楽しく読めたようだ。

2021/07/27