内容説明
冬華がいて、夏奈がいて、真桐先生がいて。今までとは何もかもが違った夏休みも終わり、始まった二学期。俺・友木優児はいつものように教室に向かえば怖がられる……はずが、何やら様子が違った。体育祭を目前に控えたクラスメイト達は、俺のことを仲間に加えようとしてくれて――?
そんな中、『主人公』キャラの池春馬に想いを寄せる竜宮乙女から俺はある相談を持ちかけられる。それは『春馬に振り向いてもらうサポートをして欲しい』というもの。そこで俺達は体育祭を利用し、春馬に乙女を意識させようと試みることに。こうして、ようやく『友人キャラ』らしいイベントが始まる――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
37
冬華や夏奈、真桐先生がいて。今までとは何もかもが違った夏休みも終わり始まった二学期。体育祭を目前に控える中、『主人公』キャラの池春馬に想いを寄せる竜宮乙女から相談を持ちかけられる第五弾。春馬に振り向いてもらえるようサポートして欲しいという乙女からの依頼。体育祭を利用し春馬に乙女を意識させようと試みる優児たち。体育祭でも活躍したりと、これまでの積み重ねで変わりつつあるクラスでの優児の扱いには感慨深いものがある一方、懲りていない乙女には苦笑いでしたけど、何とも意味深な春馬の真意が気になるところではあります…。2021/07/21
サケ太
10
友人キャラは誰を選ぶのか。そして、ここにきて池の掘り下げとは。次巻も楽しみ。2021/09/06
真白優樹
10
二学期となり優児がクラスに受け入れられ始める中、春馬に思いを寄せる少女、乙女からの恋愛相談が舞い込む今巻。―――知れば見えるものがある、だが知らねば見えぬ、何物も。 二学期となり少しずつ何かが変わり出し、優児を取り巻くヒロイン達が少しずつ攻勢をかけていく中、青春要素を高めていく今巻。今までとは違う、許容と言う変化が積み重ねを実感させる半面、許容される事で今まで知らなかったものが見えてくる、確かに何かが変わる音がする巻である。果たして彼が抱えた闇を、優児は晴らす事が出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/08/17
よちたか
10
クールビューティーな優等生ながら、恋愛に関してはポンコツの生徒会副会長が、密かに想いを寄せていた学年トップの成績を誇る生徒会長に告白させたかった第5巻。あれ?友人キャラを読んでたはずが、「乙姫様は告らせたい」になってる?2021/07/27
T
9
今までとは違う充実した夏休みが終わり、二学期が始まる。そこで彼は、友人であり「主人公」キャラの池春馬に想いを寄せる竜宮乙女から相談を持ち掛けられる。さらには、体育祭も迫ってきて・・・。友人キャラが過ごす学園ラブコメ第五弾。これまで孤立しがちだった優児。しかし、体育祭の準備で立場はゆっくりと変わっていく。その変化に戸惑いつつも悪くは思っていない優児の姿が微笑ましかったです。これまで優児に手を差し伸べてきた春馬。次回はそんな彼にスポットが当たることで、これまでとは違う趣になりそうなので楽しみです。2022/03/21