内容説明
査読を制すれば研究生活がうまくいく!査読で消耗しないテクニック、論文投稿で気をつけるポイントを解説。水島ラボで蓄積・改訂されてきた,コメントとして今すぐ使える765例の英語例文集も.
目次
はじめに
巻頭言
第1部 査読のリアル
1 査読依頼がきたら
2 査読の心得
3 査読の実際
4 査読システムの試行錯誤
5 査読者へのインセンティブ
第2部 特別座談会
私たちの査読のリアル
第3部 査読例文集
はじめに
1 論文全体に関わるコメントに使える英語表現
2 具体的なコメント に使える英語表現
3 改訂版(リバイス)原稿へのコメント に使える英語表現
4 エディターへのコメント に使える英語表現
5 総説へのコメント に使える英語表現
6 やむを得ず辞退する場合 に使える英語表現
索引
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Iwata Kentaro
5
興味深いタイトルだったので衝動買い。良い本。とくに「コメントすべきでないこと」とか、モンスターレビューワーにならないため釘を刺してるところがよい。校閲と査読を混同している査読者も(日本に)めっちゃ多い。大事なのはロジック。例文集はノビスには有用だろう。2023/01/18
デコボコ
3
とても勉強になりました。でも、耳が痛いです…2021/12/19
Lite
0
論文の査読の参考に。査読に対する考え方や、英語の例文集が役に立った。 自分の論文を書く参考になりそう。2022/06/10
unusb
0
科学論文の査読について、査読者としての心得や、現在の査読の仕組みについて実態が記された一冊。査読者としての心得は、自身が実践出来ているものそうでないものを含め、とても参考になった。ジャーナル毎に規定が異なっていても、基本的な考え方は分野を問わず共通していることを認識した。2021/12/18
snow
0
査読の仕方など教わったことはない、でも査読をしなければならない。一体どうするべきなのか、悩ましいこの問題を解決する助けになればと思って購入した。私は文系なのでかなり事情は異なる(ダブルブラインドが通例だけど、理系ではこれは稀、というのに驚いた)けれど、「評価する」という根本は同じなので大いに参考になった。一番心に響いたのは、してはいけないコメントの一つが「論文をさらによくしてあげようおいうお節介」ということ。霧が晴れた感じ。 査読システムについて考えるきっかけにもなったし、読み物としても面白かった。