花歌舞伎徒然草 はなのかぶきよもやまばなし

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花歌舞伎徒然草 はなのかぶきよもやまばなし

  • ISBN:9784309291437

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内容説明

プロレスや宝塚との共通点、新作歌舞伎の自由さ、役者の至高の芸……歌舞伎の多彩な魅力と謎に迫る夢枕獏のエッセイと、萩尾望都の美麗な歌舞伎絵による、夢の歌舞伎案内。特別対談も収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅するランナー

243
歌舞伎愛、特に玉三郎愛を感じるエッセイ集。歌舞伎雑誌「演劇界」にて連載されていたもの。玉三郎の豊穣な所作、仁左衛門の究極の色悪美など、歌舞伎ファンは大納得できます。台本制作の裏話も興味深いです。さらに話は、プロレス、落語、坂口安吾、平賀源内、宝塚、ポーの一族へと広がり、読み物としてとても面白いです。もちろん、萩尾望都先生による挿画は美しく素晴らしいです。もっと見ていたくなります。2021/12/04

南北

47
『演劇界』に連載した歌舞伎に関するエッセイをまとめたもの。萩尾望都先生のイラストも美しい。最後に著者と萩尾さんの対談がついているのがうれしい。役者については坂東玉三郎と中村勘三郎(十八代)への言及が多い。勘三郎さんにはもっと長生きしてコクーン歌舞伎や平成中村座を盛り上げてほしかったと思う。玉三郎さんの舞台は以前「娘道成寺」を見たことがあるが、この世のものとは思えない美しさというのを目の当たりのした感じがした。著者の歌舞伎への思いが感じられる本だと思う。2021/07/22

ぐうぐう

34
「演劇界」に連載していた歌舞伎エッセイ。夢枕獏によると、萩尾望都と仕事をしたくて提案した連載だという。『ポーの一族』再開に際して、そのきっかけは夢枕獏の「続きを読みたいな」というひとことだったと、萩尾はあちこちの媒体に明かしているが、程よい距離感を保ちつつ、一緒に観劇したりと、仲良くも刺激を与え合っている関係のようだ。夢枕が萩尾を歌舞伎に誘い、お返しに萩尾が夢枕を宝塚に誘う、そんな関係性が微笑ましくも、それぞれの創作に少なからず影響を与えているのであれば、なんて素敵なことか。(つづく)2021/06/28

猫ぴょん

26
夢枕獏さんの歌舞伎愛が凄い☆彡 観たくてたまらなくなる~笑。 札幌在住なので歌舞伎や宝塚には縁遠いけど シネマ歌舞伎を観に行こうかな~。 萩尾望都さまの挿絵が美しくて贅沢な1冊。 と言うか正直萩尾望都さまの絵が目当てでしたが笑笑。 とても興味深く素敵なお話しの数々でした~。 夢枕爆さんと萩尾望都さまの対談付き☆彡2021/09/21

ガットウ

18
★★★3.9点。歌舞伎でも、プロレスでも、夢枕獏さんの文章はいつまでも読んでいられる。あっという間に読了!2021/08/28

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