角川文庫<br> 雲神様の箱 花の窟と双子の媛

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角川文庫
雲神様の箱 花の窟と双子の媛

  • 著者名:円堂豆子【著者】/苗村さとみ【カバーイラスト】
  • 価格 ¥792(本体¥720)
  • KADOKAWA(2021/06発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 210pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041114438

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内容説明

叛逆の旅を続けるセイレンに、土雲の一族の追手が襲い掛かる。人の形をとった神に、自分の育ての親と石媛が監禁されていると知ったセイレンは、雄日子の力を借り、里へ忍び込む計画を企てるのだが……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

真理そら

73
土雲一族の滅亡は哀れだけれど、次期指導者のはずの石媛の教育を間違ったから仕方がないとも言える。願ったことは叶えられて当然と信じて育った石媛には、義務としての不気味な結婚以上に雄日子の拒絶でさえない「お好きにどうぞ」的な扱いは傷つくことだっただろう。セイレンと雄日子の物語はまだまだ続きそうだが、継体天皇はそういうキャラだったっけ?と思う読者である。2022/10/07

よっち

43
樟葉を攻め落として、飛鳥の大王への叛逆の旅を続ける若王・雄日子と土雲族・セイレン。戦続きの旅にも慣れてきたセイレンだったが、一族の追手に襲われ故郷の異変を知らされる第三弾。人の形をとった神に育ての親と双子の姉・石媛が囚われていると知って、里へ忍び込む計画を企てるセイレン。危険を顧みず協力を申し出た雄日子の秘めた目的。違う生き方を重ねてきたセイレンと石媛は、一族の危機に対する思いも対照的で、雄日子の率直な物言いはある意味残酷ではありましたけど、彼の立場を考えるとその気持ちも何かわかるなと思ってしまいました。2021/07/25

りー

36
先にwebで読んでしまったのですが、かなり改稿されたということなので、一応Kindleで購入。この巻のくだり、どうしても納得できなくてちょっと苦手です。特に姫の選択には「?」と思います。恋心だけで肉親も含めた一族を 皆殺しにできるものですかね。セイレンの気持ちにもあまり共感できない。かろうじて分かるのは雄日子の考え方かなぁ。目的のためなら、手段を選ばない。好きな女性の好意すら容赦なく使う。ぶれずに黒い。ダークヒーローとして良し。2021/06/20

ときわ

17
姉姫が嫌いなので、彼女が登場すると読む気が失せてしばらく放置。なんで嫌いなのか考えてみると、やることが唐突で何の屈託もなく思えて中身がなさすぎ!と感じていたから。でもまさかここまであっさりやっちゃうとは・・・。苦悩して成長していくことを少し期待していたのだけど。ひと区切りついて、これからも前に進むという事で期待しよう。2021/07/21

パンダCRZ

16
これでいったん終わりなのかな。2022/02/08

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