終園地（上）

著者名：本田真吾【作】

日本文芸社（2021/06発売）

• ISBN：9784537143867

内容説明

平凡だが真面目な父、美しく優しい母、問題のない息子と娘。
何一つ不満のない幸せな家族……のはずだった。
そんな小宮一家が謎の遊園地“Happy Land”に迷い込むまでは──。
家族同士の秘密が暴かれ、目を覆う惨劇の幕が上がる…！

「ハカイジュウ」「切子」の本田真吾が新たに放つ、
戦慄の家族崩壊パニックホラー開園!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[mitei]

よく広告で出てきたので気になってしまった本。色々家族の秘密が明るみにさせて行くのが不気味。続きはどうなるのか？気になった。記憶なく、そう言うところに行くのは真相がありそう。

2021/07/11

[雨]

タイトル買い。切子は読んだことがあったし。まぁデス・ゲームみたいな感じかと思ったら助かる方法が一応あって。何となくオチはわかった。

2021/07/06

[しゅうと]

容赦ないブラックな遊園地。怖くて面白い。

2022/06/05

[地下鉄パミュ]

恐怖の遊園地、その名も『終園地』。楽しいはずの遊園地が恐怖に変わり、人間崩壊、家族崩壊。真の家族とは何か？偽りの家族ばかりの現代に警鐘を鳴らし楔を打つ『終園地』必要悪なのかも知れない。とは言えスパスパ首が飛ぶジェットコースター、人殺しのマシンと化したゴーカートなどアイデアは秀逸だが残酷描写は大丈夫かと心配になる。本田先生の人格も崩壊するんじゃとも思ってしまいます。安定クオリティである事は確かですので『ハカイジュウ』『切子』『彩子』が好きな方は必読書でしょう。

2021/07/18

[hannahhannah]

『ハカイジュウ』の本田真吾によるホラー。家族が遊園地に遊びに来て生死をかけたゲームに参加させられる。ウサギの着ぐるみを着たバニー男が登場。期せずして家族同士の秘密暴露大会へ。終焉と遊園をかけているのだろうが、家族の縁を終わらせるという意味もあるのかもしれない。

2022/09/03