内容説明
パンデミック500日、夜の街のサバイバル
小池都知事に「感染の中心」とされた
新宿歓楽街の1年5か月。
30年以上、この街を
「定点観測」してきた風俗ライターが、
マスコミに絶対に出ない、コロナ禍の
風俗業界の裏側をつぶさにルポ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
西澤 隆
6
都内で万単位の検査陽性者が出る一方、いわゆるオミクロン系の株への置き換わりで病気そのものへの恐怖は以前に比べれば薄まったCOVID-19をめぐる騒動の初期の初期、パチンコ屋や夜の町がスケープゴートになっていた頃の歌舞伎町の記録を主体とした本。業界から見てのCOVID-19への恨み言のひとつひとつには「そうだ」と思うのに全体的に嫌悪感のようなものを感じるのは、客引き・ぼったくり等への甘さなど「身内擁護が過ぎる」ように感じてしまうからかも。ただいろんな業界のこの時期の記録はしっかり読んでおきたい。そう思います2022/08/10
Kolon
2
風俗店に行った事はない私なのだが、興味津々の分野として読んだ。コロナ禍下の歌舞伎町を定点観測し記録している点で貴重な著書だと思っている。政治判断の影響をこれほど受けた業界も無かっただろう。肩身の狭い思いの中で真面目に対策に取り組んでいる人も少なからずいたようだ。 世間の風俗産業への差別的な見方はダブスタの典型で嫌いなのだが、グラデーションの多いこの業界を一様には扱えないもどかしさが著者の文章からも感じられる。2021/10/26
Daisuke Oyamada
1
30年にも渡る長い間、風俗ライターとして歌舞伎町を見続けていた著者が「新型コロナ」という未知のウィルスが与えた影響により、移り変わる水商売や風俗業界に生きる人達の苦悩について描かれています。 小池都知事に嫌悪感を示した文章が目立ちます。 2020年3月、都内の感染者が1日十数名程度のときに、こんなことを言っていた。 「密閉空間」「密集場所」「密接場面」を避けて欲しい。 感染経路不明患者のうち夜間から早朝に営業しているバーやナイトクラブ、居酒・・・ https://bit.ly/3PyxNNx2022/08/16
大爆笑カレー
1
ニュース記事のまとめということで内容が薄い。ホストや風俗嬢に密着したドキュメンタリーではないため面白みに欠けるし、戦記という割に戦った跡がない。2021/06/13
athnete10
0
そういえば、コロナ見舞金欲しさに夜の蝶が検査に列挙して無症状で入院しまくってた時代があったな…と思いながら読んだ。2022/04/01