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内容説明
暴力団が衰退し、新たな犯罪集団としてニュースを賑わせる「半グレ」や「外国人マフィア」。
特に外国人マフィアが関与する犯罪の件数は飛躍的に増加している。
本書では、本物のマフィアに命懸けの取材を慣行。
ベトナムマフィア、ネパールマフィア、ブラジルマフィア、ナイジェリアマフィア、フィリピンマフィアのメンバーに接触してインタビューを行い、時には脅迫を受け、手痛い暴行を受けることさえあった。取材の中で見えてきた外国人マフィアの実像とは? そして日本と外国人との関係性とは?
令和時代の最も深くて熱いルポルタージュ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Daisuke Oyamada
34
「暴力団対策法」施行により暴力団は衰退。新たな犯罪集団として登場した「半グレ」や「外国人マフィア」。特に外国人マフィアが関与する犯罪はとても増えている印象です。 本書では著者自身が「外国人マフィア」に、自ら飛び込んでいき、体当たりの取材。文章の装飾はあると思いますが、よく死なないで済んだなと思うような、そんな出来事がいくつか登場します。その分、逆に恐ろしさを感じられる内容・・・ https://190dai.com/2024/01/20/ルポ外国人マフィア勃興する新たな犯罪集団-真/2024/01/24
DEE
10
ヤクザの勢力が削がれ、代わりに台頭してきた外国人マフィア。この本ではベトナム、ネパール、ナイジェリア、フィリピン、ブラジルのマフィアに体を張って果敢にコンタクトを取っていく。犯罪行為に対して擁護するつもりはないけど、そこまでしないと生きていけないのには日本人による根強い差別といじめ、そして搾取がある。ときどき技能実習生の問題が報道されるけど、日本人として複雑な気持ちになるのも確かである。2022/02/04
はなちゃん
2
大抵は横のつながりで、組織って訳でもなさそうだけど、だからこそ実態が掴めないってのはわかった。日本に対して恨んでる人たちばかりだけど、そもそも日本に来る選択をしたのはその両親であって、その両親も母国では稼げないから日本に来たのであろうから、負の連鎖が日本だろうが母国だろうが、続くのは避けられないような…。2024/05/16
アーク
2
対策法によってがんじがらめにされた暴力団に代わって日本の闇世界を支配するようになっているのは外国人マフィアだというのがよく分かる。日本人とは性格も体格も暴力性も異なる外国人マフィアに文字通り突撃していく筆者の勇気とプロ意識にも恐れ入るね。よっぽどでない限り一般人が彼らと触れ合うことは無いんだろうけれど、日本社会に蔓延る外国人マフィアの実態を知るのに役立ちそうな一冊。2022/11/22
このこねこ@年間500冊の乱読家
1
⭐⭐⭐⭐ 良書でした。著者の体当たり取材がすごい。殴られるとか日常茶飯事。 日本人の持つ外国人への差別感情が、日本国内に彼らを生み出したのは明らか。 日本人は外国人を差別をしないのではない、外国人を知らないだけ。 真に差別しないことを、我々は学ばなければ。2022/02/02
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