ハヤカワ文庫NV<br> エンド・オブ・オクトーバー 下

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ハヤカワ文庫NV
エンド・オブ・オクトーバー 下

  • ISBN:9784150414818

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内容説明

ヘンリーはメッカ封鎖を試みたものの刻々と死者が増え、感染の封じ込めは不可能だった。やがてコンゴリウイルスは世界中で蔓延し始めた。各地で経済が破綻、紛争が勃発し、アメリカ・ロシア間の緊張も臨界点を超えつつある。帰国の手段を失ったヘンリーはなんとか米海軍潜水艦ジョージアに乗りこむが、艦内でも感染者が発生しており……。そして世界の命運を決める十月が――衝撃のパンデミック・スリラー 解説/古山裕樹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

52
恐ろしい世界は物語だけだと思いたいが、ロシア帝国を再建しはじめるプーチンを見ていると、本書が描いた未来は近いかもしれない。核には核を、バイオにはバイオを。人類の終焉は人の手でおきるのか。ローレンス・ライトの慧眼。9.11を描いたノンフィクションも読んでみたくなった。恐ろしいわ。2022/02/22

tom

17
インドネシアで始まった疫病が世界に蔓延、アメリカはロシアの陰謀云々、イスラム世界は敵方の陰謀、あっというまに世界は破滅の道に・・・という物語。なんとも大味と思いながらタラタラと読了。2021/07/17

智哉

13
命辛々自宅に辿り着いたのも束の間、目を覆いたくなる凄惨な情景。スタークを拒絶するつもりはないが、地球を守る世界的な取り組みはしている訳で、極端な主張は行き過ぎという他ない。プーチンを諸悪の根源と糾弾するのは、いかにもアメリカらしい。2024/04/06

章魚 たこ

3
〈シロアリと人間は対等だ。(中略)われわれ人類以外の貴重な生物種の数が維持されるところまで、人間の数を減らすことなんだ〉てなマッドサイエンティストも登場するさすがのテクノスリラー。地球温暖化とパンデミックを描き出した壮大なスケールの物語ではある。が、ロシア&プーチンの扱い方があまりにもアメリカ的で・・・そして一番の難点はちっとも面白くないこと。読み通せる日本人て少ないのでは?2021/08/31

藤中恭美

3
下巻の途中までは、ノンフィクション作家はさすが取材力が違うな、と感心していたのだけど、主人公がなんとかアメリカにたどり着こうとする途上、なんか方向性を失ったような気がした。 しかもあのオチは。。。 ノンフィクションの分野では実力があるだろうけど、フィクションは勝手がちがうのかも。★★★2021/07/17

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