はじめてのおみせばんです - おばけやさん

著者名：おかべりか

偕成社（2021/05発売）

• ISBN：9784034396605

内容説明

こちらはおばけやでございます。当店のおばけが、おるすばんや、あかちゃんのおもり……といったちょっとしたおてつだいから、人間にはできないような大きなしごとまで、なんでもおひきうけいたします！

今回おばけやに依頼があったのは、お店番のしごと。お店番ははじめてのたもつとおばけは、ちょっぴりドキドキしつつ、なんとかお客さんの相手を務めます。もうあとすこしで仕事も終わり、というときに現れたのは、困ったお客さんでした。たもつ、大ピンチです……！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[バニラ風味]

おだちゃんとたもつは、ちょっと寄り道をして、「ご自由におもちください」の箱を発見。その家の人と仲良くなり、新しくオープンするお店のお留守番を頼まれました。おだちゃんと違って、ちょっと引っ込み思案のたもつだけど、おばけと一緒に、無事留守番できました。ハプニングや発見があったり、効果的なカラーページもありました。楽しくて、でも、ちょっとほろっとなります。

2018/02/10

[ふじ]

読みたかった物語。いい！おかべりかさんは子どもの頃から好きだったけど、今でも現役で楽しい話を書いているんだな。親が仕事で家にいなくて、お家の人代わりのうさぎのポンポと、おばけと一緒に暮らす主人公。おばけを世話しながら何でも屋さんの「おばけやさん」をしている。この話の何がいいって、周りの人との関係が、ささやかだけどちゃんと営まれているのが垣間見えること。いいなぁ、この空気。

2022/06/13

[Yukiko Yosuke]

おばけやさんシリーズ6冊目。つながる3編収録。近所で新たに開店した雑貨屋さんを手伝うお話。困ったお客さんの相手は現実世界でも大変。閑話休題のように差し挟まれるたもつの両親からの手紙がちょっとしんみり。両親と離れてウサギのポンポと暮らすたもつがちょっと健気に感じる瞬間。

2023/03/02

[遠い日]

「おばけやさん」シリーズ６。３話。うまく話が繋がっている。ハーモニカを習っているたもつ。少しずつうまくなって、音楽への興味も深くなってきているみたい。初めてのお店番の仕事は、ちょっと怖いこともあったけれど、事前の想定の打ち合わせが功を奏してよかった。店番と責任、おばけとふたり、精一杯の働きでした！

2021/12/01

[こまさん]

おばけやさんシリーズ初めて読みました→すごくいい！( ◠‿◠ )！面白くて、ドキドキハラハラして、ホッとする。娘、この絵本いいよーって、私に読み聞かせしてくれました。

2020/11/09