マルチエージェントシリーズB-2<br> マルチエージェントによる自律ソフトウェア設計・開発

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マルチエージェントシリーズB-2
マルチエージェントによる自律ソフトウェア設計・開発

  • ISBN:9784339028188

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内容説明

近年,柔軟性のある高度なソフトウェアの実用化が期待されている。本書では,マルチエージェント技術を応用した低コストかつ高品質なソフトウェア開発手法について,基礎的なものから最新の技術に至るまで幅広く紹介する。

目次

1. 歴史的背景
1.1 自律ソフトウェアとは
1.2 エージェント技術による自律ソフトウェアの枠組みの登場
1.3 エージェント指向開発方法論
1.4 FIPA標準
1.5 エージェント技術による自律ソフトウェアの進展

2. 自律ソフトウェア設計のためのエージェント技術
2.1 数理論理学:推論技術の基礎
2.2 プランニング:自己適応システムの基礎
2.3 ソフトウェア工学:自律ソフトウェア設計の基礎
2.4 自律Webアプリケーションの要素技術

3. ゴール指向要求工学
3.1 はじめに:要求工学の必要性
3.2 ゴール指向要求分析
3.3 ゴールモデル
 3.3.1 ゴールとは
 3.3.2 ゴールモデル
3.4 ゴールのタイプとカテゴリ
 3.4.1 ゴールタイプ
 3.4.2 ゴールカテゴリ
3.5 ゴールモデルの役割
3.6 形式的アプローチ
 3.6.1 ゴール洗練化の意味論
 3.6.2 洗練パターン
3.7 そのほかのゴール指向要求分析法
 3.7.1 i*
 3.7.2 NFRフレームワーク
3.8 ゴール指向要求工学と自律ソフトウェアとの関係
 3.8.1 Gaia
 3.8.2 Tropos
3.9 応用事例:ソフトウェア変更の局所化
 3.9.1 アプローチ
 3.9.2 ゴールモデルの整形
3.10 まとめ

4. 自己適応システム
4.1 はじめに:自己適応システムとは
4.2 自己適応システムの定義
4.3 自己適応システムの位置付け
4.4 自己適応システムの分類
4.5 主要モデル
 4.5.1 MAPEループ
 4.5.2 3層アーキテクチャ
4.6 自己適応システムとエージェントとの関係
 4.6.1 モデルの類似性
 4.6.2 センサとエフェクタ
 4.6.3 エージェント技術からのアプローチ
4.7 ソフトウェア工学分野からのアプローチ
 4.7.1 ソフトウェアアーキテクチャ領域からのアプローチ
 4.7.2 要求工学領域からのアプローチ
 4.7.3 検証技術領域からのアプローチ
4.8 ケーススタディ:FUSION
 4.8.1 モデル
 4.8.2 適応サイクルと学習サイクル
 4.8.3 実装環境
4.9 ケーススタディ:Zanshin
 4.9.1 開発プロセス
 4.9.2 実行例
4.10 まとめ

5.セマンティックWebエージェント
5.1 セマンティックWebとは
 5.1.1 セマンティックWebの発展段階
 5.1.2 メタデータRDF
 5.1.3 オントロジーOWL
 5.1.4 検索言語SPARQL
 5.1.5 LinkedData
 5.1.6 LOD
 5.1.7 代表的なLOD
5.2 セマンティックWebエージェントの事例
 5.2.1 質問応答システム
 5.2.2 個人スケジュール管理
 5.2.3 スマートシティ
 5.2.4 イベント情報の統合
 5.2.5 メディア情報の統合
 5.2.6 モバイルセンサ活用
 5.2.7 モバイル検索システム
 5.2.8 セマンティックWebサービス

6. 自律Webアプリケーション
6.1 自律Webアプリケーションとは
6.2 情報抽出・予測
6.3 情報推薦

引用・参考文献
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

センケイ (線形)

4
マルチエージェントに惹かれて読んだが、その他にも思わぬ収穫。具体的なデータ源やスキーマ、そして応用例だ。これらが知れたことで早速作ってみたいものが湧いてくる。スライドが頻繁に挿入されるため、書店でパラパラとめくるだけだとやや密度が薄いように見えてしまうが、しかし実際に家で読むと、そのスライド群の1枚1枚に密に情報が詰まっていることが分かってくる。何か自動的なシステムを考える上でその全体像作りを手助けしてくれる貴重な本だ。2019/04/14

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