中公文庫<br> 芭蕉

個数:1
紙書籍版価格
¥990
  • 電子書籍
  • Reader

中公文庫
芭蕉

  • 著者名:高浜虚子【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 中央公論新社(2021/04発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784122068988

ファイル: /

内容説明

芭蕉の没年から一八〇年後の一八七四年に虚子が生まれた。本書は近代俳句の巨匠虚子が近世の巨人芭蕉の著作を論じる。まずは入門者向けに芭蕉の句を紹介、芭蕉の句を談林風の句(第一種類)、主観句(第二種類)、客観句(第三種類)に分け、時間軸に沿った芭蕉の作風の変化を分析し、さらに芭蕉と門人の俳句を評釈する。
各章の初出は明治三十六年から昭和十年にわたる。それぞれの章が書かれた時期が虚子にとってどのような時であったかを考えながら読むと興味深い。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

瀬希瑞 世季子

2
芭蕉の句を談林風(第一段階)→主観(第二段階)→客観(第三段階)と発展段階説をもって解説し、第三段階である客観に近代を見出す。芭蕉のような天才でなくても詠める句として客観の句を押し出すことで、俳句の新規参入の敷居を低くしようという虚子の試みがある。2022/10/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15910332
  • ご注意事項