創元アーカイブス<br> 心理療法の光と影―援助専門家の“力”

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創元アーカイブス
心理療法の光と影―援助専門家の“力”

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784422114903
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C1011

出版社内容情報

援助専門家の必読文献待望の復刊。ユング心理学の立場から被援助者との力関係を解明し、援助者に潜む影や悪の問題に光をあてる。《援助専門家のための必読文献、待望の復刊》
なぜ人は、人を助けようとするのか。なぜ、善意の援助が人を傷つける結果を招くのか。ユング心理学の立場から、援助する人とされる人の間に起こるダイナミックス(力の関係)を解明し、援助専門家の内に潜む〈影〉や〈悪〉の問題に鋭い光をあてる。医師、ケースワーカー、カウンセラー、看護師、教師、牧師など、あらゆる援助専門家の必携の書。

False

A・グッゲンビュール=クレイグ[A グッゲンビュール=クレイグ]
著・文・その他

樋口 和彦[ヒグチ カズヒコ]
翻訳

安溪 真一[アンケイ シンイチ]
翻訳

内容説明

なぜ人は、人を助けようとするのか。なぜ善意の援助が人を傷つける結果を招くのか。ユング心理学の立場から、援助する人とされる人の間に起こる力の関係を解明。援助専門家の内に潜む“影”や“悪”の問題に鋭い光をあて、援助の本質に迫る。援助専門家のための必読文献、待望の復刊。

目次

ソーシャルワークと審問
精神療法家―いんちき医者、偽りの預言者
分析家と被分析者の最初の出会い
治療関係はファンタジーである
分析家と被分析者の分析以外の生活
性と分析
同性愛に対する有害な不安
おもねり、へつらうものとしての分析家
意味を追求することの濫用
力をもった医者と子供のような患者
「治療者―患者」元型と力
元型の分裂
分裂した元型を力によって結び合わせること
医者、精神療法家、ソーシャル・ワーカー、教師
影、破壊性、そして悪―人は人にとって狼である
分析は失敗するものと運命づけられているのであろうか
分析は助けにはならない
エロス
個性化
孤立無援の精神療法家
再びエロスについて

著者等紹介

グッゲンビュール=クレイグ,A.[グッゲンビュールクレイグ,A.] [Guggenb¨uhl‐Craig,A.]
1923年生まれ。スイスのチューリッヒ大学医学部で精神医学を修めた後、精神科医、分析家としてチューリッヒで開業。スイス、C・G・ユング研究所の所長を勤め、ユング派分析家として活躍

樋口和彦[ヒグチカズヒコ]
1927年横浜生まれ。同志社大学神学部・大学院神学研究科修了。米国アンドヴァー・ニュートン神学校にて神学修士(S.T.M)および神学博士(D.Min.)を取得。京都文教大学学長。深層心理学、宗教心理学専攻。C・G・ユング研究所にて在外研究。1983年、ユング派精神分析家の資格を取得

安溪真一[アンケイシンイチ]
1946年富山県生まれ。1970年京都府立医科大学卒(精神医学専攻)、1972年から樋口和彦教授より教育分析を受ける。1981~1985年、チューリッヒ、ユング研究所留学。1985年11月、ユング派分析家資格を取得。分析心理クリニック(京都)、宝塚三田病院医師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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riviere(りびえーる)

23
援助職必読の書と言われており読了。 前半は読んでいて気が滅入った。自分の影に向き合うからだろう。善意の援助が相手を傷つけることがあるのはなぜか。援助という名の支配、愛という名の束縛、教育やしつけという名の暴力…。後半ユングの元型を使って「治療者ー患者」関係を説明するあたりから面白くなった。治療者VS患者という一方向の関係ではなく”治療者もまた傷ついており、傷ついた治療者であることが患者の中の治療者を活性化させる”。教師ならば大人VS子どもの対局関係でなく自分の中に子どもを見いだせる教師がよいとのこと。 2020/06/21

素人

3
ちょうど2年ぶりの再読。最初に読んだ時は「傷ついた治療者」というアイディアに興味を惹かれ、資格を取ったり転職したりした。2021/06/11

しょうゆ

2
精神療法を実践する専門家向けの一冊かもしれない。しかし、内容は大切であり、実に大事なことが語られていた。この大切さ、そして答えのシンプルさは凄く納得がいき、誰かに薦めたくなるのだが…専門家以外には伝わらないかもしれないというのが残念。2019/12/25

ᚹγअәc0̸א

1
支援職にはBPDが多い、という面白い卓見があるが、それに底通するニュアンスが汲み取れて有難い古典。「神コンプレックス」(メサコンのことか)にも言及あるのが嬉しい。 --狭量な医者、偽りの預言者として活動している精神療法家、審問官の役割を演じているソーシャルワーカー。これらの人たち(※)は皆、「治療者ー患者」元型に魅了されており、この元型の持つ対局性に苦しんでいる。この人たちは皆、「傷ついた治療者」として活動することができるが、しかしまた、(略)ある形の力への施行にとらられてれてしまう。 ※教師も同じく。

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