出版社内容情報
援助専門家の必読文献待望の復刊。ユング心理学の立場から被援助者との力関係を解明し、援助者に潜む影や悪の問題に光をあてる。《援助専門家のための必読文献、待望の復刊》
なぜ人は、人を助けようとするのか。なぜ、善意の援助が人を傷つける結果を招くのか。ユング心理学の立場から、援助する人とされる人の間に起こるダイナミックス(力の関係)を解明し、援助専門家の内に潜む〈影〉や〈悪〉の問題に鋭い光をあてる。医師、ケースワーカー、カウンセラー、看護師、教師、牧師など、あらゆる援助専門家の必携の書。
False
A・グッゲンビュール=クレイグ[A グッゲンビュール=クレイグ]
著・文・その他
樋口 和彦[ヒグチ カズヒコ]
翻訳
安溪 真一[アンケイ シンイチ]
翻訳
内容説明
なぜ人は、人を助けようとするのか。なぜ善意の援助が人を傷つける結果を招くのか。ユング心理学の立場から、援助する人とされる人の間に起こる力の関係を解明。援助専門家の内に潜む“影”や“悪”の問題に鋭い光をあて、援助の本質に迫る。援助専門家のための必読文献、待望の復刊。
目次
ソーシャルワークと審問
精神療法家―いんちき医者、偽りの預言者
分析家と被分析者の最初の出会い
治療関係はファンタジーである
分析家と被分析者の分析以外の生活
性と分析
同性愛に対する有害な不安
おもねり、へつらうものとしての分析家
意味を追求することの濫用
力をもった医者と子供のような患者
「治療者―患者」元型と力
元型の分裂
分裂した元型を力によって結び合わせること
医者、精神療法家、ソーシャル・ワーカー、教師
影、破壊性、そして悪―人は人にとって狼である
分析は失敗するものと運命づけられているのであろうか
分析は助けにはならない
エロス
個性化
孤立無援の精神療法家
再びエロスについて
著者等紹介
グッゲンビュール=クレイグ,A.[グッゲンビュールクレイグ,A.] [Guggenb¨uhl‐Craig,A.]
1923年生まれ。スイスのチューリッヒ大学医学部で精神医学を修めた後、精神科医、分析家としてチューリッヒで開業。スイス、C・G・ユング研究所の所長を勤め、ユング派分析家として活躍
樋口和彦[ヒグチカズヒコ]
1927年横浜生まれ。同志社大学神学部・大学院神学研究科修了。米国アンドヴァー・ニュートン神学校にて神学修士(S.T.M)および神学博士(D.Min.)を取得。京都文教大学学長。深層心理学、宗教心理学専攻。C・G・ユング研究所にて在外研究。1983年、ユング派精神分析家の資格を取得
安溪真一[アンケイシンイチ]
1946年富山県生まれ。1970年京都府立医科大学卒(精神医学専攻)、1972年から樋口和彦教授より教育分析を受ける。1981~1985年、チューリッヒ、ユング研究所留学。1985年11月、ユング派分析家資格を取得。分析心理クリニック(京都)、宝塚三田病院医師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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