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内容説明
コロナ禍の下、ちばてつやは何を思う…?
連載漫画家となったちば青年は仕事場兼住居として、ついに一軒家を購入。その仕事場を舞台に売れっ子として締め切りに追われる怒濤の日々を送っていく--。
そんな過去の半生を振り返る一方で、2020年春、現実の世界では新型コロナウイルスが蔓延しつつあった……
酒やタバコの話。イジメについて。そしてコロナ禍に考えること。
昔と今を行ったり来たり。
徒然なるままに描くフルカラーショートコミック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
64
「ちかいの魔球」を読んでいるが、「ひねもすのたり日記第4巻」が図書館予約で来たので、こちらを読んだ。ほぼ2年間に描かれたもの。コロナが蔓延し出して、自由が奪われ出した頃。この現在のちばさんが実にカワイイのだ。80歳を過ぎた巨匠をつかまえてカワイイもないが、この自画像がカワイイ。自分は若いと言っても、数々の不調や手術も経験しながら、それでも前向きで笑顔を絶やさずユーモアたっぷり。このユーモアがちばさんの漫画の魅力だと思う。まだまだ描き続けて欲しいなぁ。2022/07/30
gtn
29
若い頃から青春を共にした漫画家仲間、赤塚不二夫氏、石ノ森章太郎氏、古谷三敏氏、水島新司氏、さいとう・たかを氏、高井研一郎氏、上村一夫氏のこと描いているが、皆故人。藤子不二雄A氏も今年四月逝ってしまった。存命なのは、松本零士氏くらいか。著者の御健勝を祈る。2022/10/28
ぐうぐう
29
老化による身体の不調や、これまでの病歴をめぐるエピソードがたくさん登場する第4巻。ちばてつやの不注意による事故や怪我も多く、「あやうく」という場面が何度も出てきてヒヤッとさせられる。こういったエピソードがたくさん描かれるのには、コロナ禍が影響しているっぽい。こういう世界的非常時だからこそ、大病をしながらも、怪我を負いながらも、これまで生きてこられたことへの感謝を思わずにはいられない、という心境。早逝した上村一夫との思い出で、上村が一歳年下だとさりげに告げるちばの気持ちが、痛いほど伝わってくる。2021/05/16
くさてる
21
ちば先生によるエッセイコミック。若い時代の思い出や老境を迎えたいま現在、マンガのこと、病気のこと、とりとめもなく語られるエピソードのひとつひとつがとても貴重で、美しく、面白い。一番好きなのは、新人時代、男の子にいじめられても我慢するけなげな女の子を描いていて我慢できなくなり、編集の反対を無視して、女の子が男の子に反撃する展開にしたら、全国の読者の女の子から応援と喜びの感想が届いた話です。嬉しかっただろうな、ちば先生も、女の子たちも。2021/09/08
剛腕伝説
12
練馬の現住所に引越した時の練馬の田園ぶりや、コロナ禍、豪雨災害、自身の初恋、年と共に増えるからだの不調等々。楽しい。2024/02/01