内容説明
あらがう馬占山。
満洲事変勃発。たった一人の戦いが始まった。
日本、満洲国を建国。
張作霖の馬賊たちが選んだそれぞれの道は。
累計590万部!
「蒼穹の昴」シリーズ第五部!(全4巻)
1931年9月の満洲事変。
張学良の不在時に満洲の占領を開始した日本軍に対して
馬占山は徹底抗戦を掲げ、決死の戦いを繰り広げる。
溥儀は「満洲国」にてふたたび皇帝に即位する希望を抱き天津を脱出、新しい都へと向かうが――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
111
今回は関東軍の動向などが中心に語られます。馬占山が東北で日本軍に対して抗戦を続けています。それに対して張作霖のメンバーであった人物がやってきます。そのやり取りなどがかなり興味深く描かれています。また、関東軍の土肥原や板垣の動向、あるいは石原莞爾(浅田さんはあまりお好きではない様ですが)なども登場してきます。永田鉄山が生きていたら(ifの世界ですが)もう少し状況は変わったのかもしれません。2025/08/06
あきぽん
71
満州国建国秘話。軍部の話が多く、1巻より大分難しく読むのに骨が折れた。故国が外国に乗っ取られないように必死で抵抗したのは、日本も同じ。元寇、幕末、GHQ占領下。3、4巻はもっと読みやすいといいけど。2021/10/29
Die-Go
65
図書館本。『蒼天の昴』から続く歴史絵巻であると同時にその中であがくように生きる人々の物語。二巻では前回とうって変わって多様な登場人物の動きが見られる。梁文秀の思いが痛い。★★★★☆2022/12/30
yamatoshiuruhashi
54
登場人物たちの名前、その関係を随分と忘れていた。が、本巻最後部で史了夫妻が静海を訪れる頃になると、春児、春雷、春雲その他の人物の名前もそれまでに出てきて漸く大枠を思い出した。満州国にそれぞれの立場の者が、それぞれに抱いた夢と愛憎。その多面的考察を一つの物語にまとめるのは難しい創作だと思う。が、これだけ長期の執筆期間の一連の物語で多くの登場人物を把握するのは読む方にもなかなか骨が折れるが、しかしそのような枠組みだからこそ著者の意図が見事に浮かび上がってきたように思う。2021/06/24
Book Lover Mr.Garakuta
34
浅田次郎執筆作品だけあって、面白いですね。特にドキドキワクワク感が面白い。国際抗争が、ますます深まり、満州国設立後歴史はどう変わるのかが、見どころ読みどころである。2021/06/18
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