小学館文庫<br> さんばん侍〈二〉 麒麟が翔ぶ

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小学館文庫
さんばん侍〈二〉 麒麟が翔ぶ

  • 著者名:杉山大二郎【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 小学館(2021/05発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784094070194

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内容説明

拝金老中、歯ぎしり! 心を商う侍が戦う!

老中格の田沼意次は、駿州田中藩の改易を企んでいた。

田中藩が借金している酒問屋麒麟屋を倒産に追い込み、藩と店を共倒れにしようとしているのだ。

片や、次代藩主の本多正供は、算盤に長けた勘定方の鈴木颯馬を麒麟屋に送り込む。

麒麟屋の大番頭へと身を変えた颯馬は、田沼の罠を次々と打ち破るが、ついに破綻の危機が訪れてしまう。

麒麟屋は一年の商いの大半を春の新酒の買い付けで賄っているのだが、田沼の陰謀のため、今年は仕入れられなかったのだ。

みな諦める中、颯馬はある秘策を思いつく。そのためにはまず、銘酒にも引けを取らぬ「藤酔」を仕入れなければならない。

急ぎ駿河国藤枝の蔵元へと旅立つ颯馬と麒麟屋のひとり娘・紬。

道中、刺客に襲われながらも、ふたりは沼津まで辿り着く。が、目の前には橋から身投げしようとする男が。引き止めてみれば、取引先から預かった五十両を掏られてしまったという。

死んで詫びようとする男に、颯馬は金より命が大切と、持参した手付け金すべてを渡してしまうのだった。ようやく無事に「藤酔」の蔵元に着きはしたものの、手ぶらの颯馬は一体どうするのか?

そして、一発大逆転の秘策とは?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

73
鈴木颯馬は、駿河国田中藩勘定方見習から江戸新川の酒問屋麒麟屋再建のために大番頭として活躍する物語です。遠江国相良藩主で江戸幕府の老中格、側用人を兼ねる田沼意次は、麒麟屋を潰すために画策するが、ことごとく颯馬に防がれる。そんな中で颯馬は、駿河国藤枝の蔵元が醸造する銘酒「藤酔」を仕入れて、その販売を麒麟屋主人の妹・紬にまかせる。紬は、女性の自由な発想で藤酔の販売を伸ばし麒麟屋再建を……。🌿続く→2021/12/16

むつこ

24
シリーズ2作目。やっぱり表紙のイラストのイメージ、ちょっと違う。ほぼ1年で酒問屋を立て直すのには無理がありそうな展開ではあるが「情けは人の為ならず」の精神で苦境にたつと誰かが助けてくれても、それが嫌みなく受け入れられて気持ちいい。女性陣の活躍もいい。続編、できるといいな。2021/11/10

ごへいもち

11
ちょっと甘々かな。この終わり方だと著者は続きを書くつもりらしい。読まなくても良いかな2025/02/02

マツユキ

8
田沼意次に狙われた酒問屋を救うため、さんばん侍が活躍! 前作が気になる所で終わりましたが、今回もエピソードが次々と。颯馬に関わった人たちが良い方向に変わっていくのが、良いです。日常の中のお酒。日常の中の商売。名台詞が多い。恋愛には苦労しそう。続編あるかなあ。ドラマ化しないかなあ。2021/05/17

hiyu

3
ついつい勢いで読んでしまった。それにしても前作同様「情けは人の為ならず」であった。ある意味ビジネス書のような気もするが、クライマックスでの田沼意次との対峙。一言一言に重みがあった。2021/12/25

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