講談社文庫<br> 太平天国(四)

個数:1
紙書籍版価格
¥576
  • 電子書籍
  • Reader

講談社文庫
太平天国(四)

  • 著者名:陳舜臣【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2021/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061843394

ファイル: /

内容説明

理想の「国」づくりを破綻させた、人間の心の闇を描く傑作歴史長編、完結。激しい内紛で一場の夢と消えた「国」――太平天国上層部の腐敗は進み、激しい内紛の末、東王、北王が粛正され、精強を誇った大軍も弱体化した。新興貿易港・上海に生じた英仏連合軍を抱えた政府軍は、猛反撃に転じ、天王・洪秀全は死を選んで、天京は陥落した。理想を掲げながら、権力への野望に滅んだ、太平天国の光芒を描く、傑作歴史長編、完結。<全4巻>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しんすけ

12
太平天国は大きくいなるにつれて内部腐食が始まったかに観える。 本来は清廉潔白を主体として出発した太平天国だが、今はそんなものは存在しない。 東王を司る楊秀清は前巻で観たように横暴を極めている。今にも洪秀全に取って代わろうかという事態に至っている。 この事態にじは政務に眼を瞑っていた洪秀全も内心に怒りが湧き出してきた。洪秀全の気持ちを読み取った多くは楊秀清打倒の行動を起こす。 だがその先頭に立ったのが北王の韋昌輝であったことが最悪の事態を招いてしまう。2020/11/07

O

2
事の起こった土地の風土や周辺環境と記録されている歴史から、全ての辻褄が合うように構成された作品。合理的な歴史解釈から物語を作りつつも、っキャラクター達の生々しさや心情が伝わってくる。2017/01/31

亀様

2
理想を掲げながら権力への野望に滅んだ太平天国の光芒が、この巻で完結します。阿片戦争で中心人物の連維材がこの太平天国でもけっこう出てきますので、そちらを読んでからのほうが馴染みがわくかと。

8bunbun

1
阿片戦争に登場した 連家の人々が でかい中国で迷う私を太平天国の世界へ入りやすくしてくれて、歴史を覗くことができた。長かったー2023/03/11

あき

1
連維材は先をみる力が優れていて、こういう人が主導者になれば国を良い方向に導けそうなのに、なんて思ってしまいました。連維材は架空の人物みたいですが(^^; 2014/05/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/383530
  • ご注意事項

最近チェックした商品

 

同じシリーズの商品一覧

該当件数4件 全てにチェックを入れる/全てにチェックをはずす