角川文庫<br> お江戸やすらぎ飯 初恋

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角川文庫
お江戸やすらぎ飯 初恋

  • ISBN:9784041110751

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内容説明

吉原育ちの孤児と思われていた佐保は、大火に遭ったことで失った記憶を取り戻し、水戸藩士の父と再会を果たす。
佐保が武家の娘とわかって周囲は戸惑い、多紀家の五男・元堅(もとかた)の嫁候補という噂まで立てられる始末だ。
佐保はこれまで通り、料理と勉学一筋に励もうとするが、ある人の涙に心乱されて――。

優しい思い出の味は、辛い過去から人を救うのだろうか。
美味しい料理とほのかな恋にときめくグルメ時代小説シリーズ第3弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

タイ子

83
シリーズ第三弾。他の料理小説とは趣が違い、病人のために薬膳料理を主に取り上げる作品なので食べたいとか作りたいとはあまり思わないかも(すみません)ただ、作中で元堅の好物の豆大福が一番美味しそうに思える。今作は佐保の義姉・志津のおめでた話、元堅のお見合い、賄い方の耕三郎が因縁の男と再会する切ない話。そして佐保の初恋とも言えるこれまた切ない行く末にジワリとくる。余談ですが佐保に一言、卵料理のために雌雄の鶏を飼い始めるが、鶏が卵を産むのは雌だけで十分なのですよ(笑)佐保の恋のお相手は果たして?!2021/05/22

真理そら

68
薬膳料理本なので料理があまりおいしそうではないけれど勉強になる。佐保の初恋物語はいろいろ切ない。それにしてもこのシリーズでは登場人物が佐保にかなり無神経な発言をするのが気になる。佐保の生い立ちを考えると実父のクールな対応も不思議な気がしたし…。まあ佐保自身は気にしていないようだけれど。2021/05/02

はつばあば

52
高田郁さんのみおつくしの澪ちゃんに負けず劣らずの佐保さんです。勿論庶民と武家の出とは違うでしょうが・・この作家さんも高田さんに負けないよう頑張って書いておられるようで応援したくなります。どうやらまだまだ続くようです。女の子にとって初恋はやはり年上のミステリアスな御仁。まかり間違っても塩大福一筋の元堅にはまだ食指も動かないでしょう(^^;。2022/02/05

kei302

43
元堅がメイン(?)になっていて、ところどころ面白かった。「ずいき」何となく覚えているけど、苦手だった。2021/11/05

はにこ

35
登場人物の細やかな心が描かれているなぁっと思った。志津の子供が出来ないことへの焦りとか、小夜の颯太への気持ちとか。元堅や佐保も恋をするがこれまたあっさりと。。今度は実りのある恋だと良いなぁ。2021/06/25

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