内容説明
甲子園、東京六大学野球で活躍し、ドラフト1位でプロ野球の世界に入った選手が、所属チームの「球団職員」に転職したら――?
90年代後半~2000年代にかけて西武ライオンズで活躍した髙木大成が、現在の職業である「球団職員」として経験してきたことを語る一冊。
飛び込み営業や中継映像の制作過程、さらには優勝時のビールかけ中継の準備など、プロ野球ファンにもあまり知られていない世界を、この本で覗いてみませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
活字の旅遊人
43
あっと言う間に読み終わってしまった。まず引退後の選手をしっかり営業や企画で使う西武グループに感心。髙木大成だからこそ、という所も大きいだろうが、とすればそれを見抜く力も凄い。そして本にしてさらに稼ぐ。かつて西武百貨店やセゾングループが先端を走っていたころの力が、まだまだ息づいているような印象を持った。さらに高校大学時代の話を入れる構成にすることで、読者も飽きずに楽しめるのだな。桐蔭学園高校で、早見和真と髙木大成のちょうど真ん中にいたのが、髙橋由伸。後輩からも先輩からも話題にされる元読売監督の著作はいつだ?2021/05/22
おいしゃん
30
30歳まで甲子園、プロ野球で活躍した著者が、第二の人生として選んだのは球団職員。サラリーマンゆえ、ホテルへの異動も経験というのが非常に興味深い。野球界のセカンドキャリアのロールモデルをぜひ作っていってほしい。2022/03/22
マッちゃま
22
新書コーナーをプラつく機会が増えています。意外な人の本を発見することが有るから。本書を見つけた時は二度見しましたよ(笑)プロ野球選手が引退後に自分がチームの社員になる…ふ〜ん、そんなパターンもあるんだ。じゃあ、その会社はどんな会社なの?どんな仕事なの?出来んの?(失礼!)他の本でチラッと高木氏の事も知っていたので興味もあり購入。西武、プリンスホテル、コクドグループ内での移動、様々な経験が今の高木大成を支えているんだろうなと感じました。1選手のその後と読むも良し、今後のNPB未来と読むのも楽しい一冊ですよ♪2021/11/29
雲をみるひと
19
元西武ライオンズ選手で現在ライオンズの営業部門に所属している高木大成氏の本。正直、野球選手時代の回想も現在の仕事双方ともさほど深い内容ではないが、あまり例がないと思われるキャリアの持ち主である作者の足跡は大変興味深い。スタッフが何をしているかなど野球ファンには楽しめる一冊だと思う。2024/10/15
anken99
17
一気読み。元ライオンズのドラ1選手が、いまは球団職員に。指導者の道ではなく、背広組を選択した著者のその後のサラリーマン生活は興味深い。途中で、プリンスホテルへの出向もあったなかで、淡々と、前向きに取り組み続けることができ、そして経験がないなかで仕事で結果を残せているのは、地頭がよいという理由だけでは片づけられないだろう。球団職員という仕事の内容はもちろんのこと、著者の取り組み方を含めて、面白く読めた一冊であった。2022/03/09
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