内容説明
日本と中国で25年以上暮らしてきた米国人の著者が、日本人・中国人・米国人それぞれの国民性の違いと思考の癖を、ユーモアを交えながら解説する。日本人にとって最も重要なパートナーである米中両国の国民性を理解し、同時に日本人自身の長所や短所も客観的に把握できる一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
35
地元図書館新刊棚より。2019年初出。日本人は職人の判断を尊重する。刀工は、湯の正確な温度を記録しない。というのは、湯温は直観で理解されるべきだから(中村元『日本人の思惟方法』春秋社、2012年、本書の32頁)。勘とコツは、その昔、学部時代に京谷先生の産業社会学概論で学んだ記憶がある。日本人が戦士の心構えや英雄的に戦うことを重視した。同時に集中力も、直線的な論理も欠いていた(41頁)。中国人は慈善事業、社会事業に熱心さはない(180頁)。社会主義市場経済社会の意味を考えざるを得ない。2021/07/28
Masaaki Kawai
6
最初が日本からで、ちょっと古い思考じゃないか、なんかステレオタイプ的なって思ったので、中国もアメリカもそんな鵜呑みにせず読もうと思えた。そんなところはあれど、日本が緻密なのは稲作と地震が多いからとか、中国の勝敗は相対的とか、アメリカは合理的すぎてオールオアナッシングとか、なるほどなってことも多数2022/11/30
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