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内容説明
育児放棄気味の母の帰りを待っていた少年・明神湊(みようじんみなと)小5は妹・渚(なぎさ)の誕生日の前日に久しぶりに母と再会する。母に誘われ遊園地を訪れ子供たち二人だけで観覧車に乗り込む。奇しくも同じ観覧車の他のゴンドラには強盗殺人事件を起こした黒松(偽名)が居た。落雷が落ち気を失った湊が目を覚まして見たのは見知らぬ女性の死体と窓に映る知らない自分。『僕だけがいない街』の三部けいが放つ究極の入れ替わりサスペンス。第3巻は犯罪者・黒松、裏社会での通称「首折り」として扱われる湊はある男達から殺人の依頼を受ける。警察と暴力団の双方に追われる今の身で断ることは死を意味する。ギリギリまで追い詰められた彼が下した決断とは?一方、小学生の姿になった黒松は湊の人生の乗っ取りを企むが子供とはいえ別人になりすます困難に直面する。妹やクラスメート、二人が住むアパートの1階に住み兄妹の姉代わりとなっていた双葉も湊の変化に違和感を抱き始める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空のかなた
23
百目のじいさん達3人、怖すぎる。涼一の敵討ちと、首折りの黒松を自らの手で殺す、切り刻むことだけを支えに突き進んでいる。こちらまで追い詰められているような気になる。実際に涼一を殺したのは黒松ではないなんて、この世界はやはり騙し合い。その一方、渚を恋しく思う湊(=今は黒松)の心の内が切なくて早く元の姿に戻れるようにと願ってしまう。でも次の刊はもっと危なくなりそうで、渚の身が心配になる。著者の構想力や展開の力は素晴らしいと感じる。2021/04/19
トラシショウ。
21
「僕は間違ってた!僕が怖いのは自分が死ぬ事じゃなかった・・・!逃げ回ってちゃダメだ・なりふり構っていられない・・・黒松(こ)の姿でも、やれる事がある・・・!」。黒松として呼びかけされ、行きがかり上彼の生業である殺しをする羽目になった湊。苦悩の果てに奇策を用いて乗り切ろうと悪戦苦闘するが。一方、明らかに様子のおかしい見知らぬ兄への違和感から、妹の渚はお隣さんの双葉に助けを求め・・・。人格転移、と言うより一時的な「上書き」、と言うのが事態の本当の所に思えてきたなぁ。面白くなってきたよ(以下コメ欄に余談)。2021/03/31
わたー
15
★★★★★本来の体の持ち主である青年への殺しの依頼。それをなんとかやり過ごし、ようやく大人の協力者を得られたというのに…まだまだ一切の予断を許さない状況で、小学生には正直、荷が勝ちすぎていると思うのだが、妹ちゃんが気づいたことが状況を打開する一手になるのだろうか。2021/03/26
さとみん
7
帯で一気読み推奨しているけど、それは完結してからにした方がいい。湊に次から次へも降りかかる試練で息つく暇がない。この巻でようやくタイトルの意味をチラリと見せられ、正反対に思えた湊と黒松の共通点が浮かび上がる。となると渚の存在がこの先の鍵かなとは思うものの、全く先が読めないので続きを待つのみ。2021/03/27
shonborism
5
相変わらず危険と隣り合わせの気の毒な湊(黒松)。一方で黒松(湊)の方もそろそろ波乱が起こりそうな予感。2021/03/27
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