水溜まりに浮かぶ島(1)

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水溜まりに浮かぶ島(1)

  • 著者名:三部けい【著】
  • 価格 ¥759(本体¥690)
  • 講談社(2020/03発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065188583

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内容説明

明神湊(みょうじんみなと)と妹の渚(なぎさ)の幼い兄妹は長く帰宅していない母親を待ちながら日々を過ごしていた。ある日の放課後、久しぶりに姿を見せた母親は、遊園地へ行こうと切り出す。湊は母の帰宅に安堵するもすぐに、不審な提案・言動を取る母に再び不安を募らせる。母を残し乗り込んだ観覧車に突然雷が落ち戸惑う湊。目の前には妹の渚はなく、知らない女性の死体が。そして、窓に映る自分もしらない「誰か」であった。「僕だけがいない街」三部けい最新コミックス!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

トラシショウ。

39
「割り切れば良いだけの話だ・ケチのついた・古い殻を脱ぎ捨てるチャンスだ」。爆発音の様な雷鳴が轟いた後、世界は一変する。目の前のガラスに映る、この見知らぬ「自分」は誰なのか、なぜすぐそばに女性の死体が転がっているのか、バッグの中の大金は何なのか。育児放棄気味の母との別れは永久の別離となってしまうのか、幼い妹は無事なのか。「僕だけがいない街」作者の新作は、言葉通り「人生を取り戻す物語」となるのか、或いは「人生を奪い取る物語」となるのか。兎にも角にも初回の引き込みが抜群に面白い。期待したい(以下コメ欄に余談)。2020/03/26

レリナ

23
雷鳴により、二人の人物の意識が入れ替わった。自分の人生を取り戻す。他人の人生を奪い取る。二人の運命が交錯し、事態は動いていく。二人の駆け引きがまだ始まりだが、面白い。戻りたい、戻りたくない。二人の思惑は違えど、いずれ元に戻る保証はないわけで、片や犯罪者の身なので、一つ間違えれば、即アウト。これからの行動次第で二人の運命は大きく変わってきそうだ。激しい雨の中突然始まった不思議な出来事。二人の運命はいかに。どちらにしても良くないことが起きそうな感じしかしない。次巻に期待。2020/04/05

わたー

18
★★★★☆僕だけがいない街の三部けい最新作。母親からネグレクトされている少年と、裏社会に身を置く青年の意識が入れ替わることから始まるクライムサスペンス。掴みのインパクトは抜群だなと。荒唐無稽な入れ替わりと指名手配犯の身体のせいで孤立無援となった少年が、知恵も手段も何もない、割と絶望的な状況の中でどのように妹を守るのか。著者の手腕が問われる展開になってくると思うので、続刊を楽しみに待ちたいと思う。2020/06/16

hannahhannah

9
『ぼくだけがいない街』、『夢で見たあの子のために』の三部けいのサスペンス。育児放棄され気味の子どもが観覧車に乗ったところ、強盗殺人で指名手配されている男と精神が入れ替わる。それぞれの駆け引きが見どころ。タイトルが良い。2022/09/14

leo18

9
人格入れ替わりサスペンス。先の読めない展開で面白いが、『夢で見た~』のような回りくどい展開にはならないで欲しい。2020/03/30

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