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内容説明
◆死ぬのも怖いが、生きるのも怖い。
心身の不調、働き方の悩み、家族の介護、恋愛への向き合い方、終活……
40代のあるある満載!各メディアで大注目!
◆40代になって出会う、私の知らない私。
心身の不調が続き、このままの働き方はできないと痛感し、
会社を辞めることを決意する多子。
仕事相手の有岡から、余命宣告を受けて残りの時間で映画を制作することを打ち明けられ、
その宣伝を手伝い始める。
二人の距離は次第に近づくが……。
◆第23回文化庁メディア芸術祭マンガ優秀賞受賞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
26
雁須磨子があとがきで述べているように、今巻には変化が描かれている。40代女性の、それが働いている人であろうが主婦であろうが引きこもりであろうが、訪れる悩みや不安を抱えながらの変化とは、どれほどの熱量とそして覚悟を必要とするのだろうか。作中、タクシーの中でガンにより余命宣告を受けた有岡と多子が「覆水盆に返らず」の語源について語る場面がある。太公望が復縁を願う元妻に盆の水をこぼして「これを戻せるか」と言った故事に対し、二人は「ひどい」「言い方がイヤミ」と意気投合する。取り返しのつかなさより、(つづく)2021/03/27
くさてる
20
「40代のあるある満載」と帯にあるけど、そんなのんきなものじゃないよ、単なるリアルだよと思いました。多子と友人の仲違いが身に染みて……。雁須磨子のマンガは、ほのぼのとしていて、ぐっとこちらに刺さってくる。劇的な展開になりそうなところをあえてずらして、直接的に描かない。だから染みる。ささやかな、なんとかなるかな、という思いがある。Webで読んでるけど、続きが気になるところです。2021/03/27
chicopido
6
鬱の関係か感想を考えて書くことが困難になってて、読了後ずいぶん経ってしまった…。引きこもりの子に親の入院きたーのエピソードしか覚えてない。。自分の過去と照らし合わせつつ、そう、自分の存在理由ができてしまうんだよねと思う。彼女どう変化するかな…。☆☆☆2021/07/18
pugyu
5
中年ひきこもりのサラ、親が脳梗塞で倒れる。自分が倒れるより親が倒れる方が可能性も高いし怖いな。ちゃんとできるんだろうかって。でも意外と体を動かしていれば何とかなるのか。会社を独立するサワコは友人との言葉の行き違いに悶々とする。画面の文字だけでは雰囲気が伝わらず悪化するな。やっぱり会って話さないと。あとはほんと時間薬。縁が切れても過去に仲良かったことは変わらないから。2023/01/15
むきぐり
5
私自身は主人公より年上だけれど、働く女子としてのリアルはめちゃくちゃ感じる。温和だけれど仕事ができない人を「悪い人ではない」と思うことで苦しめられてしまう気持ち、本当にあるよね。「十分悪い」と言ってくれる人ってなかなかいない。タワーリングインフェルノ、いま見てもおもしろいのかな。2021/08/19
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- 和書
- 校長先生、幸せですか?