内容説明
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通訳見習として日本のイギリス公使館に赴任したアーネスト・サトウは、生麦事件、薩英戦争など攘夷の嵐が吹きすさぶ現場に居合わせた。日本の元首は将軍ではなくミカドだと見抜き「英国策論」を公表。日本語に精通した彼は各地を歴訪し、日本の国情を探索する。上巻では、1885年ころのシャム赴任中に執筆した第22章までを扱う。日記と対校して実録と回想を峻別し、史料価値を高めた。
感想・レビュー
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hal
14
イギリス人通訳者による、幕末明治あたりの日記を元にした手記。日本語を全く知らないところから、公式文書の翻訳や国同士の重要な交渉の通訳もこなすまでになるのは凄い。日本国内を旅行し、幕末の重要な人物と交際しており、イギリス人から見た幕末を知ることができる。2021/05/10
スプリント
8
明治維新好きなら誰もが目にしたことがある名前。アーネスト・サトウ。 激動の幕末から維新にかけての日本の歴史の代弁者です。2021/06/05
AShi
0
訳が読みづらい日本語で、読むのをやめた。2025/06/09
papahaba
0
明治維新をイギリス外交官という立場で見た、記録。末期の江戸幕府幹部、明治政府の幹部との生々しい折衝の様子や、外交団内部でのやりとりもあり、よりリアルに幕末の様子の一端が見えた。2023/09/11