内容説明
日本企業が輝いていた「あの時代」の記録。日本の「底力」を再確認――一眼レフカメラに自動焦点を設置したミノルタの研究者が世界の注目を浴び、三洋電機や竹中工務店の企業戦士たちは、商習慣も生活環境もまったく異なるヨーロッパで数々の障害を克服していった。日本企業が雄々しく成長を遂げた時代を描いた名著には、今日の閉塞状況を打破するヒントが隠されている。＜全６巻・完結＞
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルゴン
1
★★★★ 竹中工務店の有松勝弘氏がデュッセルドルフで少しずつ自社の入り込む余地を広げていくところは素直に「すごいなあ」と思いました。すぐには結果が出ないわ大変なところを全部やらなきゃいけないわを考えると二の足を踏んでしまうやり方ですが、本来新規開拓とはこうあるべきなんでしょうね。ミノルタの研究者魂や三洋電機の開拓精神にも学ぶところはあったのですが、少々外国に寄り過ぎなところが気になりました。2015/12/13
