内容説明
混迷ニッポンの道標に。日本再生の「鍵」がここにある! ――世界で初めて「自動焦点カメラ」の商品化に成功した小西六。天然の皮と同じ繊維構造をもつ人工皮革で欧米を席巻した東レ。三菱電機では、社内の工場同士の熾烈な開発競争から新製品が生み出されていた……。日本が「技術大国」として世界にその名をとどろかせていた時に輝いていた「匠」たちの足跡を追う。<全6巻>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アルゴン
1
★★★★ ヒット商品の裏には倒産の危機が当たり前のようにあるものですねえ。そして時の経営者・指導者というのは、現場の者にとっては到底無理だと思え、でも現場の者が死に物狂いでがんばればできるようなことを的確に言うのですね。2012/04/11
いちはじめ
1
この巻では、オートフォーカスカメラを開発した小西六の他、東レ、三菱電機の事例が収録。しかし、小西六(コニカ)がミノルタと合併し、カメラ事業からも撤退した、これを書いている今(2008年)読むとかなりイタイものが……。2003/05/08