内容説明
崇仏派の蘇我馬子と排仏派の物部守屋が対立する、六世紀の倭国。天才と噂される少年・厩戸御子は仏典を読み漁っていた。仏教導入の切り札として、馬子から期待されていたのだ。ある日、守屋の邸を訪れた御子は、彼が所蔵する膨大な数の経典を披露される。排仏派の守屋が一体なぜ!? 一方、時の帝は厩戸の異能を危険視し、ある決断を下した――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんけんだ
16
登場人物の名前が難しく読むのに一苦労。聖徳太子(厩戸の御子)七才の時の西暦580年くらいのお話で、日本に仏教が入ってくる前の仏教派 蘇我氏と神道派 物部氏が出てきて歴史の授業を思い出す。神話の神様も登場し、帝が神の力を使って厩戸の御子を殺そうとしたりして、なかなか面白い。中国に渡って天竺を目指す波乱万丈の旅が始まる。(仙人も出てくる。)2巻での展開が楽しみです。2021/05/04
TheWho
13
時は、6世紀の大和時代(古墳時代)の敏達天皇の御代。類まれな異能を放つ若き聖徳太子こと厩殿御子の前半生を物語る3巻の古代伝奇絵巻。7歳児にて万巻の仏典や支那古典を読み解き、支那語や百済語を駆使する天才児で、しかも霊力も秀でる厩殿御子は、崇・排仏派の対立に巻き込まれながらも真理を探求するが、御子の異能を危険視する敏達天皇から伊邪那美の呪いを掛けられ支那の陳国に逃避行する事になる。とにかく伝奇物語でありながら宗教哲学の真髄に迫る内容が興味深い。上巻は道教との諍いで結ぶが、次巻の展開が楽しみです。2023/04/15
ishii.mg
2
聖徳太子をこれだけいじれるのも荒山徹のすごさ。もっとも太子伝説では大陸に行ったり、中国の高僧の生まれ変わりだったりするので全部オリジナルというよりは、よく調べて書いている。読者として調べてはいないが今昔や霊異記あたりにネタがたくさんありそうだ。2021/10/22
Miki Shimizu
0
やっと読めたー。話としては面白そうなんやけどなー。主人公ができすぎくんでおもしろくないんやろかー。3巻まで買ったから、頑張って読むとするかー。2021/11/28
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