内容説明
人は明日に生きる――
神戸と東北 二つの被災地をつなぐ震災三部作・第2弾
東日本大震災から一年以上が経過しても、復興は進まない。
神戸から応援教師として赴任した“まいど先生”こと小野寺徹平は、子どもたちに希望の光を灯そうと奮闘を続ける。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
komorebi20
29
東日本大震災から1年後も小野寺徹平は、応援教師として被災地の小学校で勤務していた。新たなクラスの担任となり、震災で家族を亡くした大樹の一時的な里親になる。この2作目は、「震災2年目症候群」と呼ばれるPTSDが主題となっていると思った。過酷な体験をして緊張が解けるとフラッシュバックして悪夢を見たり、亡くなった人への自責の念が生まれるらしい。 傷ついた子どもの心のケアをどうしたらいいのか?色々考えさせられた。浜登前校長先生の人柄と言葉に救われる。 真山氏の震災シリーズ続編は、今後どのような展開になるだろう。2026/05/22
puu
20
震災3部作の第2部。前作から大分間が空いてしまったが。前作でも思ったが今作もまたリアル。現地で本当にあった事の様。最終章にさつきが登場し3部への期待が高まる。「俺たちが望んでいるのは普通の生活なんだよ」部外者が口を出せる事は少ないのかもしれない。 能登の地震もやはり日本は地震大国である事に気付かされた。出来る備えをする事が大事なのだろう。最終3部へ。2024/02/04
masayuki
11
今年も3月11日が巡ってきた。この日が近づくと何とも言えない感覚になって落ち着かない。そんな中で手に取ったのがこの本。「応援教師」となって神戸から遠間第一小学校へ赴任した小野寺徹平の奮闘ぶりを描く。優しかった自衛隊員の死。被災地からの転校。海が見えなくなる防潮堤の工事。いろいろな問題に、子どもと被災地の人たちに寄り添いながら格闘する小野寺の姿は読み手の心を揺さぶる。被災した人たちに心を寄せながら多くの人に読んでほしい。子どもたちの健気さが、被災者でない私たちにも力を与えてくれるだろうから。2021/03/11
ラッキー
4
解説にあった「災間」という言葉が残った。自分たちは災害と災害の間を生きている。一度壊れてしまったら、回復させるのは並大抵ではないと改めて考えさせられた。2025/10/14
ショコラ♡
4
「そして、星の輝く夜がくる」に続く第二弾。東北の小学校にやってきた小野寺先生の二年目。子どもたちの心の中に希望の光はまだ灯らない。復興もなかなか進まず、行政と地元民との間には溝が。あんちゃんが言う普通の生活が一番の望み。でもそれをかなえるには行政の力も必要で、だけどやり方が違うと思う。擦り合わせがうまくいかないまま時間だけが過ぎてしまうのだろうか。本当の復興って何だろう。2021/04/08
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