講談社文庫<br> 帰蝶さまがヤバい 2

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講談社文庫
帰蝶さまがヤバい 2

  • 著者名:神楽坂淳【著】
  • 価格 ¥682(本体¥620)
  • 講談社(2021/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065224489

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内容説明

永禄三年(1560年)、桶狭間の戦いで、強敵・今川義元を斃した織田信長と妻の帰蝶。その勢いを駆って一直線に天下へと突き進むのかと思いきや、現実はそう簡単ではない。次の標的である美濃はもっと手強いのである。帰蝶が嫌う実の兄、斎藤義龍が天下取りを目指す夫婦の前に立ちはだかった。ところがそれほどの時を置かず、帰蝶が「殺した」と侍女に嘯いた。織田への輿入れのとき、つまり10年以上前に兄・義龍に刺客を放ってあったという。なんという深謀遠慮。信長を前面に押し立て、帰蝶の「天下取り」がまた一歩大きく前進する!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆずぽん

22
桶狭間の戦いを終えた織田信長と妻の帰蝶、さてお次は・・・皐月のなぜ?と疑問に帰蝶が回答してくれることで、あ~そういうことかと自分も納得してしまいます。時には信長よりも冷酷な帰蝶さま、没年も不明で菩提寺も戒名も特定されていないと謎の多い女性ですが、ここでは生き生きと天下取りを楽しんでいます。楽しんでいるのがヤバいんだけどね(笑)2021/08/18

のれん

10
サクサク進行しつつ、信長を家庭的にも戦略的にも尻に敷く帰蝶さまのヤバさを描く。 間諜放っててもこの判断はムリやろと感じるが、まぁそこはご愛敬。今作は女の男を冷めた目で見つつ、可愛げのある部分に恋してしまう面倒くささが魅力かもしれん。 特に帰蝶の子を作らない理由付けは中々ぞくりとするものがある。こんな考え出生率が低い当時では考えつくはずもないが、この思考が今作のテーマを表していると思う。2021/03/07

tsubamihoko

8
帰蝶だけでなく皐月のキャラも炸裂していっているような気がする。そして、光秀、秀吉、後の家康と戦国武将が勢揃い。これからどんな風に着地するのか展開が気になる…。2022/05/27

スプリント

8
ライトに楽しむ本。 キャラ設定とセリフもマッチしているし 行動も納得できる範囲。 楽しめた。2022/05/07

みやしん

5
信長を同士にしつつも戦国武将の一プレイヤーとして如実に頭角を現す。現代の一家言持つ歴女のような思考だからか、他の女性に対する視点に捻りが利いている。それにしてもリアル「殺す」発言がここまで多いキャラも類を見ない。現場に着いて回るうちに社長夫人の座に我慢できず、現場監督になるために離婚を切り出すやり手ウーマンみたいだ。信長もデレる。2021/08/03

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