内容説明
恋女房のお袖が江戸の大火で行方不明になって八年が経った。
いまだお袖の生存を信じる色男の瓢六の許に、今日もまた厄介事が持ち込まれる。
居候先のお殿様の心中事件に、姿をくらました琉球王家のお姫様捜し、仇討ちの仲裁と忙 しい。
そんな折、お袖に似た女を見たという話がとび込む。どうする瓢六。
元悪党にして稀代の色男瓢六の人生の決断とは!
人気捕り物シリーズ第六弾。
※この電子書籍は2018年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
30
ここに来るまで沢山の大切な人を失った瓢六。最後に一番大切な人が帰ってきて良かった。お奈緒はきっと胸中複雑だっただろうに、瓢六の幸せを願って取った行動が素晴らしかった。弥左衛門達、お仲間も瓢六を大事に思っているんだなぁと感じて胸熱だった。お奈緒もいつか幸せになって欲しいと願いながらシリーズを読み終えた。2021/06/14
たーくん
7
八年前の天保九年の大火で、恋女房のお袖とお腹の子が、行方知れずに――。少しずつ、気力を取り戻していた瓢六のもとに、「梅の木を眺めている女がお袖にそっくりだった」という話が届いた。瓢六の心は、お袖と、武家の女性・奈緒の間で揺れ動く。瓢六はお袖と再会できるのか。それとも、奈緒への気持ちを貫くのか。そのほか、島流しから江戸にもどり、妻との再会を願う武士など、魅かれあえども結ばれない男女を描いた今作は、「人を想う」ことの哀歓を情感豊かに描き出したシリーズ6作目の最高傑作!2022/11/23
ぺしみち
2
前作から間をあけすぎたか、もしくは飛ばしてしまったのかも…。いまいちのめり込めなかった。少し前から読んだ方が良かったかなー。2021/07/12
くらさん
1
最後の一行。これを何年も待っていた。今もこれからも幸せなことばかりでは無いのは分かっているけど、せめて2人が喜びあえたことを喜びたい。 前作から日にちが経ちすぎて忘れてた部分もあったけど、十分面白かった。2022/02/04
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