SB新書<br> 新説の日本史

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紙書籍版価格 ¥990
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SB新書
新説の日本史

  • ISBN:9784815609054

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内容説明

「邪馬台国論争は畿内説の完全勝利」、「今川義元は上洛を目指していなかった」、「西郷隆盛は征韓論者ではなかった」など。歴史研究の現場において、これまでの常識を覆す説が次々に生まれている。

本書では、古代・中世・近世・近現代と、ぞれぞれの時代における気鋭の研究者たちが最新の研究結果を報告。これからの教科書を書き換えるかもしれない新説で、日本史の見方が変わる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

248
「定説」を疑え! 新発見の資料からの「新説」を気鋭の研究者6人が、わかりやすく時代を区切って解説。例えば、関ケ原は「天下分け目」の戦ではなかったとか、日米和親条約は「不平等」ではなかった、など興味を引く項目から、拾い読みして楽しんだ。なかでも、日米開戦の舞台裏は現代の国政の意思決定のフラフラさ、とも共通しているようで示唆に富んでいる。「陸軍は海軍にゆだね、海軍は近衛首相に一任、首相は総辞職して投げ出す」。まるで、いまの日本じゃないか。この中から、いかに歴史の教訓を引き出すのか、我々にかかっている気がした。2021/09/08

キック

73
古代から近現代に至る16の最新知見を15項程度で簡単に紹介した本。具体的には、倭の五王の特定の難度、薬子の変の新解釈、国風文化は存在したのか、承久の乱・観応の動乱・応仁の乱の主要因、戦国大名にとっての上洛とは、秀次切腹の真相、関ヶ原合戦の位置付け、薩長同盟は軍事同盟ではない、日米通商修好条約は不平等条約ではない、日米開戦の原因、昭和天皇は象徴の意味を理解していなかった等々。一般読者を意識した平易な言葉が使用されていますので、日本史ガイダンスとしてお勧めです。参考文献も物足りない方向けに掲示されています。2021/04/04

サケ太

23
かなりわかりやすく今の歴史の流れがわかって面白い。定説から新説。知っているものもいくつかあったが、まえがきに書いてあった通り、その新設に対する疑問や今後の課題についても確認できる。「薬子の変」についての内容はかなり興味深く読めた。『倭の五王(中公新書)』早く読まねば。観応の擾乱の主要因が直冬とは面白い。日米修好通商条約というものに関しても、一面しか見ていなかったので内容に変遷があったとは驚いた。日露戦争の経緯と勝利の理由について、近現代は本当に無知なので助かる。2021/02/11

六点

14
「古代」「中世」「江戸」「幕末」「近現代」の最新の研究状況を、それぞれの時代の新進気鋭の研究者が解説した本。短時間で今の歴史研究がどのようになっているかを示すには、新書本としての機能を十全に果たしている。古代の支那の史書に鉄剣の銘文を当て嵌めて…が「こじつけ」と言うのは、今まで皆が思っていたが口に出さなかった事を思い切って言ってしまい、笑うしかなかった。歴史研究って、いろいろな「お約束」がある、意外と柵の多い学界だったのやも知れない。2021/03/26

8
日本史の最新研究のガイドブック? 「邪馬台国論争は畿内説の完全勝利」「今川義元は上洛を目指していなかった」「西郷隆盛は征韓論者ではなかった」……などと刊行の告知にあったので楽しみにしていたのですが、実際に読んでみると、どの話題も採り上げられていませんでした! テーマは編集者で選んだのでしょうか、それとも執筆者にお任せだったのでしょうか? うーん、「邪馬台国論争は畿内説の完全勝利」を読みたかったのであります……。どのテーマの場合も史料に依拠した穏やかな解釈でして、学術研究はトンデモ歴史にあらず。星4つ。2021/02/13

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