内容説明
■彼女にはなぜか心引かれる。どうと言うところのない、平凡な娘なのに。■デイジーは、控えめで物静かな目立たない娘。海辺の小さな町で、父親の骨董店を手伝っている。初恋に破れ、悲しい気持ちで浜辺を散歩していた彼女は、すてきなオランダ人の医師ユールス・デル・ホイズマに出会った。彼は数回店を訪れ、デイジーはひそかに恋心をいだいた。ある客の買い上げた品をオランダまで運ぶことになった彼女は、夜のアムステルダムで偶然ユールスと再会した。ただし……運河に落ち、助けを求めた彼女の手をユールスがつかんでひっぱり上げるというさえない状況で。その後も重なる偶然に、デイジーは胸の思いを抑えようと必死だった。一方のユールスは、わがままな婚約者の相手をしながらも、デイジーのことばかり考えていたのだが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokoroko
5
看護婦さんじゃない、ベティヒロイン。運河に落ちちゃったり、泥棒に殴られたり大変な目に会うヒロインにどんどんひかれていく医師のヒーロー。全編を通してなごやかなお話でした。2013/06/25
びわ
3
ザ・べティなお話。婚約者がいるのにヒロインが気になって仕方がないヒーローの心情を楽しめる。ヒロインはアンティークに詳しくて気立てのよい娘さん。結婚してもアンティーク関連の仕事をしてほしいなあ。べティヒロインは専業主婦が基本だからなあ。それにしてもモラルのないヒーロー婚約者だった。ヒーローが策略をせずに、婚約破棄するのはよかった(^o^)結局あのブローチはどうしたのかなあ2013/06/20
くろうさぎ
3
骨董品屋さんの一人娘です。ちょっと珍しいかな・・・。ヒーローはオランダ人医師で忍耐強い性格で、しかも、嫌な婚約者もちとだいだいいつもと同じかなぁ・・・。デズモンドなんていなくても全然いなくてもよかったのになぁ・・・2012/12/18
ぽしょ
2
ヒーローのモノローグが結構ある!珍しい~。でもあんまり大したことは考えてないんですね!2012/03/01
てん・ゆう
2
運河に落っこちるヒロインはそうそういないと思う・・・とっても可愛い性格のヒロインなのに、ことあるごとに大したことない顔とあっちこっちで言われてて読んでるこっちが傷ついてしまうぐらい。スピンオフでもヒロインに「あんまり美人じゃないのに」とか言われてるし・・・